JR四国は新型特急用気動車,2600系の運行開始日
を平成29年12月2日(土)と発表しました
それ自体は「ああ、まぁそんなもんか」なんですが、
意外だったのが
「空気バネ方式車体傾斜機構」が2600系自体で打止めという点でした
新型特急気動車「2600系」の営業運転開始についてhttp://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2017%2009%2025%2001.pdfというのも、その理由が
「連続する曲線が多い土讃線において、2600系は空気バネの制御に多くの空気を消費するため、空気容量の確保に課題がある」との事で、この機構にも限界があり、今後の新型車にはコストこそかかるものの、
再び「制御式振り子」を採用するというのも重ねて驚きでした
今でこそJR北海道のキハ261系の「空気バネ伸縮式車体傾斜装置」がその使用を取り止めたものの、
各社でこの方式を取り入れた車両の開発が進み、これからはそういう時代になっていくものと思っていました
それだけに「振り子式」の性能の安定性、信頼性の高さを証明された思いです
「そうそう簡単に悪線形を克服出来ると思うなよ」とも言われているような感じです
「振り子の歴史」は伊達ではない、とも言えますね
まるで「先祖返り」を見ているかのようです
コレだから鉄道は奥深く、面白いですね
鉄道もまた、何をするにも一筋縄ではいかないようですね
今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2017/09/25(月) 21:53:30|
- 鉄道
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| コメント:2
高徳線の線形ならば、空気バネによる最大2度の傾斜でも問題はない…というより振り子では過剰な性能かもしれない、という判断なんでしょう。発表された運転時刻がN2000系による現行と変わっていません。なので、「うずしお」は2600系で置き換える方がコスト面ではいいかもしれません。「宇和海」は不明ですが、予讃線の線形でも問題がなければ2600系で置き換えるでしょう。
一方で土讃線は、実際に乗っていてもわかるくらい勾配や曲線が他よりきつく、最大5度傾斜する振り子でなければしんどい、ということですね。トラブルが起きてはまずいので、賢明な判断でしょう。実現すれば、2003年のキハ187系500番台以来の振り子式車両新造となります。
となると、岡山直通の「うずしお」がどうなるのか気になります。四国の特急列車は瀬戸大橋線で車体傾斜を行わないので、今後登場する振り子式車両が2600系との併結に対応していれば存続できますが、そうでない場合は岡山直通は廃止になるかもしれません。
今後、キハ185系と2000系は運用範囲を縮小していくでしょう。中でも2000系の試作車「TSE」3両は量産車・N2000系との仕様の違いから、どうしても運用が分かれてしまうので、真っ先に廃車対象になりそうです。
- URL |
- 2017/09/25(月) 23:11:34 |
- 龍 #1zy/x5P2
- [ 編集 ]
今後は「振り子」の車両を造る、としていますので、JR四国はまだまだ高速道路に対抗する気力を感じます
昨年、岡山始発の「南風」を見た限りでは結構な乗車率でしたから、試験の結果も踏まえてこの施策に至ったものかと
確かに高徳線のN2000であれば、余力のあるダイヤだったのでしょう
N2000は最速130km/h、2600は120km/hとなっているようで、置き替えるには仰る通りの「適役」かもですね
で、岡山直通の「うずしお」には更なる新型を、2600系は高徳線限定と整理する案は無しですかね?
無論需要があってのことではありますが…
コストより性能を取ったのも、サービスダウンをしてしまえば、それこそ客が離れるので当然(…致し方なく?)の選択でしょう
2000系の置き替えが目的の2600でしたから、主要路線に「新型」を配置していくのでしょう
末端などには生き残ったN2000がいるなら、「振り子」を切ってキハ185の後継運用という手もありかな、
とも思えるのですが、どうでしょう?
2600がこんな展開になるとは思わなかったので、四国はちょっと読めないですね
(;´Д`)
コメントさんきゅです
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
- URL |
- 2017/09/26(火) 00:57:54 |
- カサレリアの種馬 #-
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