北海道の旅は終わった
色々面白かったが、正直、2年前の「ぐるり北海道フリーきっぷ」の旅に程の感動が無かった
思うに「やり過ぎ」だったのか?
「過ぎたるは及ばざるが如し」
旅程の殆んどに優等列車を組み込み過ぎた(周遊きっぷなのだから道内は当然だが)のだろうか?
時期尚早だったかも?
という事もある
もうちょい緩やかに徐々にグレードを上げて今旅程を実行したらば…?
結局今旅も鈍行を一番楽しんでたし
9月の予定の方がグレードや値段は低いのだから、そちらを先にすりゃ良かったか、というと9月の予定は今大雨洪水な「九州」だった為今更何とも
でも、
またやりたい、北海道
トワイライト、カシオペア、北斗星、流山温泉…
・JR函館.千歳.室蘭.函館.江差.津軽海峡.津軽.青い森鉄道.IGRいわて銀河鉄道.東北本線
札幌 16:12発 8010列車
臨時寝台特急 カシオペア 上野行
函館DD51 1138+1102重連牽引
E26系客車12両編成 尾久車
2号車3番 カシオペアスイート メゾネットタイプ
進行方向左側
列車は16:02頃入線
DD51重連編成はホーム先端に停車するので機関車の撮影は儘ならない
然も発車迄時間が無い
荷物を置いて、ある程度中身を出して整理?してるうちに発車
…部屋を見てビビる
…上がリビング下が寝室
単純にカシオペアツインを2部屋に増やした様な感じだ
そんな素敵過ぎるスイートはシングルツインどころかゴロンとシートで充分過ぎる僕様には散らかし放題の広いホテル
こんな高ぇホテル泊まった事無ぇよ
荷物を「2階」に整理できたと勘違いした頃検札
判子薄くて分からない
…どこの車掌所ですか?
直後にウェルカムドリンク到着
ワイン.ウイスキー.氷のミニバーセット
ここで痛いイベント
足元脇のリュック
およそカシオペアスイートの利用客とは思えないコンビニ袋から見えるコンビニ弁当
窓キセに飲みかけの水のペットボトルとiPod、時計等が散乱
肘掛けクッションのだらしない置き方
…何よりウェルカムドリンクなんざすっかり「忘れて」畳んだテーブル
然程「おもてなし」経験の無ぇ僕様にコレは大ダメージorz
更にそんな散乱部屋でソフトドリンクとモーニングサービスの飲み物の注文を取るアテンダント
打撃に打撃を重ね、鉄道においても分不相応を何と言うか
直後、烏龍茶をアテンダントが持ってきてくれたが、未だコンビニ袋の位置が定まらない
取り敢えず強制訪問は終了という事で即シャワー
自室にシャワーが有るのは強み
いつでも浴びる事が出来る
18分使用可能なのは1人6分を標準としてエキストラ含め3人分の設定か
ソイツを今夜は独り占め
このカシオペアスイートを2日に乗ったトワイライトエクスプレス.特にシングルツインと比較を交えて考える
コンセントが客室に無く、トイレに設置
まぁシングルツインも1個だけ付いてたあたり個数だけなら互角だが、使用頻度を考えると如何なものか
トワイライトのスイートには冷蔵庫があるという
カシオペアにゃ無いぞ
広さはA寝台とB寝台の格に合っていると言える
スイートは当然リビングのソファーも悠々
2階リビングは僕様が元々欲しかった2階眺望
1階寝室を見てみると、意外と眺望に問題が無い
確かに目線は駅ホーム床程度と低く見えるのだが、頭頂部が平屋の床より高く、窓自体が元々大きく取っており視界は広い
新幹線みたく仕切り壁でも無ければ平屋の眺望と遜色無く、最初に取った1階の後、焦らずにツイン2階に拘れば良かったかもだが、シャワーも浴びたしもういいや
揺れ具合等はカシオペアの圧勝なのは仕方無しか
流石は新製客車
トワイライトの24系なんか体が左右に跳ねたもん
今ん所そんな
ウェルカムドリンクの烏龍茶の他、「白熊ガラナ」を飲み干し、ワインとウイスキーをリュックに持帰りに仕込んだら車内電話でアテンダントにセットを回収して貰う
必ず2階リビングに入って配膳.回収がカシオペアスイートか
落ち着いたら車内散策
スイート満室.デラックス売済み
カシオペアツインは上下共にちらほら空きが有るのでちょろりと見てみる
3号車のダイニングカー
こちらも2階建で上を食堂車
下を通路にして通り抜けの不便を解消
カシオペアツイン
やはり2階は勿論、1階も充分快適だ
各車端の平屋タイプは満室
障害者用のカシオペアコンパート
車椅子用のスペースがそのままだと多少殺風景だが、広々
…ここでも良いじゃん
ラウンジカーは最後方12号車
展望スイート同様の眺望を堪能出来る
僕様以外は3人しかいなかった
スイートからは遠い
帰りにお土産買って引き籠る
トワイライト同様、夜に起きたくてベッドインするも、結局寝られず時間と人生の無駄遣い
しかし、流石スイートはベッドの寝心地も違う
今日も機関士が急ブレーキ並みの停車をしてもE26系客車はかなり緩衝する
列車沿線の見所はやはり室蘭本線以降の海
部屋もそちら側に向いており、トワイライトの日本海同様、夕暮れや夜の海を堪能出来る
大体20:00程で陽の光が無くなるのだが、後方の薄っぺらい雲の上にまだうっすらと陽の光が残っていたのは神秘的
無論、室内灯は完全消灯
天気も良くなった様で、星空プラネッタ
海の向こうの遠くの目映いイルミネーションは函館のものだろう
100万円の夜景?
夜の五稜郭では北斗星のヘッドマークを掲げたED76が函館で合流する時を待って佇んでいた
21:06 函館
何か懐かしい
6日の早朝から1日いたんだっけか
機関車交換 6分停車
函館ED76 18号機牽引
進行方向逆転
重連側に結構人が集まり、僕様もDD側に行ってしまった
ED→DDの順に行くのが穴場でコツ、という誰かの話を思い出した
EDはホーム先端ギリギリなので入線時に、と
曇天で星が見えなくなっていた
22:10過ぎ位
青函トンネルに入った辺りで仮眠
23:16 起床
蟹田でED76牽引の札幌行急行はまなす通過後、発車
キハ40形が1両、まだエンジンと灯火を着けて待っていた
曇天
腹減ったらパブタイム行こうかと思ってたが、時間終了
あー、本州か
ただいま
23:34 青森の車両区
E751系の中間車や701系等の東北の車両に混じって、疎開中だろう211系が留置
23:40 無灯火の青森着
手前に北斗星のEF510.カシオペアのヘッドマークのEF510 512号機がライトの照り返しを受けながら佇んでいた
今夜は田端EF510 512号機牽引
23:50 青森発車
進行方向逆転
解連結の際、衝撃はあるのだが然程激しくない
現代型はやはり違う
そういう部分はその技術に感心する
深夜の青い森鉄道、嘗ての東北本線を行く
月は雲に絡まれていた
東北本線からでも海が見えたのは驚きだった
線内の駅は灯火があった
…
寝る
4:30頃 仙台を発車するのを見て寝る
5:30頃 体を起こす
新幹線高架が見えてアンダーパス
窓に雨が着いていた
5:37 福島着
もう13時間乗ってたのか
川濁濁
東北の、ギュッと締まった田畑と木と山の凝縮した風景に戻ってきた
日本は、鉄道の行く所に何と緑、自然の多い事か
在来線が枯れていけばいずれはこんな景色は見れなくなる
そんな事態は勘弁だ
新幹線高架と絡み合う様に進む
6:19 郡山
近くの留置場にE531系の編成の一部が留置
水郡線の単線路が左へカーブして離れていく
特急としてはゆったり目の寝台特急たる速度で東北本線の駅を通過していく
6:32 ダイニングカーから朝食のお知らせ
並んでる客で満席見込み
空席迄30分から40分かかるとかw
首都圏へ向かってるにめ関わらず、高久を過ぎても山へ入り、左右を高い地面と木に囲まれた渓流気味になっている川を見た
雨で濁濁
矢板通過後
一面田んぼ
畦道毎に案山子の立つ田んぼの間を川が縫う
まだ稲の伸びない田んぼの水面に今日の曇天が映る
7:29 ルームサービスとコーヒーを頼む
流石スイート
7:40頃洋朝食が到着
2人掛かりで運び込まれ
「どうぞお掛けください」
とまで言われる始末
落ち着け
モーニングコーヒーは食事の後で
ガッツリな量w
スイートだから当然だが、トワイライトを上回るおもてなし
これで満足しねえとかゆうのは頭可笑しいかヒネクレ者か只の18きっぱーw
(どうあれ頭は絶対おかしい)
7:53 宇都宮
食事終わって食器を回収して貰う
同時に新聞を頂き、直後にモーニングコーヒー
思わず「凄いっすね」とお褒めしちゃう
8:04 新幹線高架脚を挟んだ向こうに宇都宮貨物
8:09 小金井通過
左手に車両区
撮影すりゃ良かったかな
8:15 コーヒー終了
電話で回収を頼む
直後、最後のシャワー
6分残ってた
ん~、スイ~ト
金の力w
スイート気分を味わえるカシオペアデラックスが値段的にもおすすめだが、1室しかないレアだが…
全部またやりたい
8:33 栗橋通過
まだまだ広い田園風景をややクルージング速度
向かいの座面を引っ張り出しシャワー上がりの体と脚を投げ出す
トワイライトと違い、テーブル出したままでも脚のスペースが充分取れる
良く見ると撮り鉄ちらほら
9:03 大宮
此で終わり、という気がしない
脳が麻痺?
終わりたくないというのも事実
京浜東北線各駅や沿線の各所に撮り鉄
狙いがカシオペアなのかどうか
その京浜東北線E233系を追い抜く速度で上野を目指す
9:21 終着アナウンス
「後4分程で終点、上野です…」
札幌から一路17時間
「帰ってきてしまった」…
9:26 上野1分延着
1分長く乗れるサービス♪
今旅がピンと来ない訳が分かった
効果はこれから出てくる
この旅は勉強の旅だった
今の僕様には相応しくない旅だが、いずれまたコレをやれる様に、人間や漢として格を上げて来い
という事だ
今のままじゃ駄目だが今のペースでもうちょっと成長して、もうちょっとだけ上を目指し、格も高く素晴らしい旅が出来る人間になれば、18きっぷの鈍行旅もカシオペアスイートもこなせる鉄旅のエキスパートになれる
あらゆる鉄旅を楽しめる人間になろう
これはちょいと大変そうだw
また新たにやりたい旅が沢山ある
関連して読みたい本も出来た
俺旅2012in僕様生誕36周年~初めてだらけの大観光 〆:僕様はこんらんしている! 僕様はおろおろしている!
この後は常磐線→TXのルートで〆
ここまで付き合ってくれた諸兄諸氏にさんきゅ
後日、暇と気力があったら載せ損ねた画像をupしようかと思ってます
我が家に帰ったら1週間放置された部屋がカビ臭くなってました
- 2012/07/08(日) 11:11:14|
- 鉄旅
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