




高畠駅隣接の温泉「太陽館」
入浴+休憩 ¥500
冷房が弱いのか若干寝付くのに苦労したが何とか1時間程寝れた
温泉は熱く染みた
もう少しゆっくり時間を取って、山形新幹線利用するしないに関わらず直接帰路に着くという手段も有るのがこのルートの利便性だ
・JR奥羽本線
高畠 12:56発 432M 普通 米沢行
701系5000番台2両Z-4編成 山形車
オールロングシート
ムーンライトえちごでビールを溢した男女がいた
乗り継ぎ列車でも同行は当然か
世間は狭い
↓
13:05 米沢定着
5分の連絡
・JR奥羽本線
米沢 13:10発 434M 普通 福島行
719系5000番台2両はY-11編成 山形車
2人掛けセミクロスシート 進行方向右側後ろ向き
トイレが職場の様な暑さ
13:19 女性の車掌が検札
列車は山間の高台を行く
強い陽の光を浴びた緑は生き生きしている
↓
13:27 峠定着
ホームでは男性と若い女性が名物「力餅」を立ち売りしていた
当然何人か買ってた
鉄の時期だし
18きっぷシーズンて結構数字違うんじゃないか?
僕様は店の在処を売り子の男性から聞いて後程向かう事に
先ずは駅を散策
駅で感動したのは初めてではなかろうか
元々スイッチバック駅だった形跡が見て取れるそれは正に廃線跡
駅を被う雪避け(スノーシェッドだっけ?)の年季が醸し出す雰囲気とスケール
昔使用していた駅時刻表を再利用した注意喚起の看板
峠の茶屋迄の道のりに残るポイント付線路
茶屋の脇を通る廃線跡には岩を積んだ庭と撤去されずにいる架線柱(ていうのか?)
これは素晴らしい
来る価値がある
一通り堪能しながら峠の茶屋へ
やるなら店で力餅を食したかったのでそうしたのだが、そんな奴は滅多にいないのかキョトンとされた
頼んだのは
力餅1人前(2個)¥300
お土産用力餅(¥1.000)
地下水となのか「力水」も頂ける
食事中、男性客が力餅を買ってった
鉄かと思ったらバイクだった
力餅
皆で食べるとかならお土産用で構わないが、1人で楽しむなら1人前をお勧めする
お土産用は保存目的か、矢鱈と粉が多くまぶされ味が落ちる
事実、1人前を喰った後に駅で腹減ってお土産用に手を出したのだが、2個残した
峠駅を再び散策
峠の茶屋の逆位置にも食事処があったが「準備中」
峠駅は陽が直接当たらないせいか暑くない
トンネルからも冷えた空気が流れ込み、下り列車が通過する時等は、トンネル内の冷えた空気が押し出され、涼風が吹く
時折、屋根等に何かぶつかるのかラップ音みたいな音が
何も無いととことん静かだ
あまりにやる事無くなって声を出して反響音を楽しんだり、屁を捻ったり、仮面ライダーの変身ポーズを取ったり、腹鼓を打ったりしていたら何処からか男性2人がいた
じろじろと備え付けのトイレや踏切を見て帰ってった
セルフタイマーで自撮りなどして遊んでいると屋根から
「ドスン」Σ(-.-;)
静かな中でデカい音に多少ビビる
チャカチャカと屋根から何かが移動する音もさっきから気になっていたのだが、近所の犬が吠えていた事で正体が分かった
「猿」
屋根の一部は光を通すバラックになっていて、そこのシルエットから尻尾がチョロッと出ているあたりで確信
こういう秘境の様な場所なので不思議ではない
鶯やら蜩やらも鳴いている
旅で行くべきはこういった処ではなかろうか
16:15頃一組の中年夫婦と60歳で定年退職したという方々がやってきた
60の方は日立製作所のお勤めだったそうで40年前に訪れた時のスイッチバックの話を頂いた
中年夫婦のお二人は忙しいそうで、今日中に帰らねばならないという
…とこの無人駅にアナウンス
「先行列車遅延、よって米沢行列車遅延」
16:27頃、当該列車の発車時刻に下りのつばさ号通過
何と11号車の連結機カバーが開いたままだった
原因はその辺か
その後、先の力餅の売り子2人やら別の家族やらもやってきて少し賑わう
・JR奥羽本線
峠 16:27発 451M 普通 米沢行
719系5000番台2両はY-11編成 山形車
前位車セミクロスシート 進行方向右側
17:32発車と5分延発
先のご夫妻と軽く挨拶してお別れ
ご夫妻は車で帰るのだろうか
無人駅なのに人と出会った話
発車後、無人駅から乗車の為姉ちゃん車掌が即検札
列車はそのスイッチバックをしてまで越えた峠を越えて行く
16:44 関根延着
運転士が車内電話、無線でなにがしかやりとり
「上りのつばさ通過待ち、16:55位に発車するー」
16:55 関根15分延発
↓
16:59 米沢14分延着
向かいのホームに先のつばさが何故かいた
連結機カバーが開いたままだった
乗り継ぎ列車はこちらを待っていた
かなり待ってくれていた
・JR米坂線
米沢 16:59発 1135D 普通 羽前椿行
キハ110形2両編成 新津車
前位車セミクロスシート 進行方向右側
夕暮れの陽射し直撃、暑い
空調送風口をこちらに向けるも寝堕ちを繰り返す
田んぼに列車の影が映る
↓
17:40 羽前椿定着
何もなく木造の駅舎がちょっと良いな、という程度
時刻表を見て決める
・JR米坂線
羽前椿 17:48発 1132D 普通 米沢行
キハ110形2両編成 新津車
前位車2人掛け対面式セミクロスシート
進行方向右側
次の列車を捕まえに行こう
↓
17:22 南米沢定着
トイレが新しくて綺麗だった
太陽が山の向こうに隠れた
草の匂いが濃い
・JR米坂.羽越.白新線
南米沢 18:33発 3821D 快速 べにばな 新潟行
キハE120+キハ110編成 車
「今日」のラストランナー
高校生とか一杯なのでかぶりつく
平地を行こうが川を渡ろうが真っ直ぐな線路だ
川を渡ったらうねうね
直線区間が目立つ路線だな
18:59 今泉
駅も車両もモニターの近代化が図られている
キハE120側の2人掛けセミクロスシートげっちん
ここからワンマン運転
大分暗め
寝堕ちを繰り返し、外も何も見えない
気付いたら坂町過ぎてた
羽越.白新線区間は快速運転
何も見えなくともひたすら走る
急行を思わせる目の覚める走りだ
…今更何だが、この車両監視カメラ付いてんだな
ディテール迄は捉えづらいが新潟貨物が矢鱈デカいのは分かった
↓
21:20 新潟着
この段階で今日中に帰れはするのだが断る
ここにもあったネットカフェ
「自遊空間」
帰りの列車迄時間があり、休憩、シャワー、充電と洒落込む
料金を¥980に収めて出立
コンビニぐるぐる
当該列車は入線済
外からシート柄が見えて「来た!」
・JR信越.上越.高崎.東北.山手貨物.山手線
新潟 23:36発 8720M
臨時夜行快速 ムーンライトえちご 新宿行
485系国鉄型特急用車6両K2編成 新潟車
4号車8番D席 進行方向右側
往路のT編成と同様の足元の切り込み
5.6号車もコチラと同じ座面可動なリクライニングシート
6号車のレディースカーはシートの色がピンク
僕様にとってえちごと言えばコレ
…往路えちご宜しく妻面の「指定席」表記が紙
例の天井の「キノコ」をひっぺがした痕跡が
165系時代のえちごを知る者は幸せである
列車発車後、即減灯
車内はがら空き、静寂
23:50 新津の車両区を右手に掠めて新津着
0:05発車の為ここで日付が変わる
待機中、右側をEF81が旧型客車1両を牽引、対向通過
今宵はムーンライトに相応しい満月
月光に照された田園の平野部を駆け抜ける
見えるのは青い道路灯とそれに沿って走る車のライトだけ
旅のロマンを語るなら、夜行列車が最高ではないだろうか
トワイライトエクスプレスやカシオペア、北斗星等に象徴される豪華寝台列車は言うに及ばず、ムーンライトにしても走行距離と時間、何より夜を徹して走り抜ける行程は昼行の列車群には無い趣が感じられる筈だ
最早新幹線に感動は無い
0:36 見附
停車した改札のあるホームは明るかったが
線路向こうのホームは消灯済
新幹線高架がシルエット的に見える
新幹線は営業を終了しているが、在来線.ムーンライトは働けるのだ
1:00 長岡発車
14.5分程停車の後に発車、山を目指す
久々にえちごでボックスを作ってみる
中々快適
長岡貨物で寝台特急あけぼのと擦れ違う
…
この後、完全にくたばる
越後湯沢、熊谷あたりで目が覚めても体が動かない
4:30頃 大宮を出て復灯して多少意識がハッキリする
冷房も消されていた様で、これも点いた
が、目を閉じると簡単に寝れてしまう
たった一日の旅とは思えない濃さだったなぁムーンライトと18きっぷの真骨頂を発揮させてしまったようだ
結構体が動かないw
歳をとりすぎた様だ…orz
赤羽を過ぎると徐行の様にゆっくり
昨日の今頃は新潟にいたのだ
5:02 池袋
都会で夜明しをした人々が初電で帰る雰囲気
↓
5:10 新宿定着
中々朝帰りな方々もちらほらいる様ですな
帰りの中央線が着席出来ませんでした
さて今旅、交通費を
18きっぷ3日分:¥2.300×3=¥6.900
ムーンライトえちご往復:¥510×2=¥1.020
計:¥7.920
としますた
如何でしょう?
「元」を取ってるのは当然として、まぁ妥当な感じかと
コレで別途、日本海見て、、最上川見て、温泉入って、峠を目と舌で味わって
中々充実ではないでしょか
流石は18きっぷ
ここまで付き合ってくれた諸兄諸氏にさんきゅ
今度は19日の仕事上がりにやります
ではまた
(・o・)ノシ
- 2012/08/01(水) 05:54:19|
- 鉄旅
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