10年振りに旅先で酒を呑んだ
つってもコンビニのだが
良し悪しで言うと
「お腹パンパン」
こういう酒は1L迄が良い
と勉強になった
普段よりは呑んでないから良し
という体調で7:00前起床
7:30出立とスムーズ
市電の停車場が近いのでそれで富山駅前へ
2日間有効のフリー切符は此所でも便利に働く
ここも「パスカ」「えこまいか」等のICカードが浸透
・富山地方鉄道.本線.立山線
電鉄富山 8:08発 311列車 普通 立山行
14760形2両編成 1号車20番 進行方向右側
転換式クロスシート
今度の席番表示は頭上にあった
多少立客がある乗車率
格好からして半分位は同行の士か
列車は昨日の黒部ルートを途中の寺田から立山へ向かう
岩峅寺-立山はアルペンルート期間中限定の運行
所要1時間
8:13 稲荷山
対向に特急形の16010形を見る
とうとうアレに乗る事は無かった
117系に似た車両が単線の田舎街を軽快に走る
進む毎にちょい降客
田園風景が長閑かさを増す
行く手を左遠方から回り込む様に取り囲んでくる山々が立山連峰か
8:38 釜ヶ淵
この駅の様に元は2線だったろう跡が見受けられる駅がちょいちょいある
この駅は対面式2面2線だった様で、右手の使われてないホームは花壇になっていた
8:45 岩峅寺を出ると住宅は2割程度しか見えなくなり、田畑を含めた緑が景色を埋める
更に高度を上げて草木深い絶景っぽくなってくる
トンネルに入る位山奥で、採石場のある砂利川を見下ろす
千垣を出ると徐行
昨日の峡谷の様な川を渡る
8:58 本宮
次の立山迄後10分の自動放送
そういう距離行程
トンネルと雪避けフェンスが目立つ
山の急斜面にある林を切り裂いて敷いた線路をゆっくり行く
先程渡った砂利川が左手下に流水自体は細く、全体は広く流れる
↓
9:09 立山定着
初老のサラリーマン風のおっさんが降りてった
何処へ行く気だ
改札出場して階段を抜けるとケーブルカースタッフから切符購入の案内を受ける
行った先の階段を降りて左側に小綺麗な切符売場があった
カードも使えて便利だ
9:20の便は満席で9:30の便を取った
昨日の黒部宜しく、観光地の基点として中々整備されている
ルート各主要地の気温がモニターで案内されており、低い所で13℃程らしい
上等
発車10分前に改札に並ぶ
個人改札1口、団体改札口が2か3口だったか
団体の方が個人の3.4倍並んでた気が
・立山ケーブルカー
立山駅 9:30発 93便 美女平行
進行方向左側ボックスシート着席
何とか座れたが一杯
シートも狭め
景色は右側の方が良さそうだ
↓
9:37 美女平着
所要7分
・立山高原バス
美女平 9:50発 臨時室堂行
改札は弥陀ヶ原.天狗平の途中下車、終点.室堂、団体に別れていた
先に臨時便で団体と途中下車組を乗せ、定期便で室堂行の客を乗せていく
…と思ったら臨時室堂ノンストップ直行便
携帯はあっさり「圏外」
車内はそれほど混雑しない
現代型の観光バスは綺麗だ
うねる山道を行く
ガード鋼索が低かったり、一部無いのが怖い
Σ(-.-;)
当然、グングン高度を上げていく
晴天型の道路を挟む中背の木々を映えさせる
キラキラ
弥陀ヶ原高原
高原らしい高原を見たのはいつ以来か
席は左側の方が絶景を望める
僕様は右側orz
↓
9:37 室堂着
近くをヘリが飛んでいた
ちょっと観光してみる
絶景に次ぐ絶景に誘われて気の向くまま歩道を行き、美しい山々を堪能
途中「ミクリガ池」という青い澄んだ池を見る
歩道もその周りに沿って作られて、道なりに行くと硫黄の匂いがした
ガスの吹き出る場所が見えて、見ながら道なりに行くと
「日本一高い温泉 ミクリガ池温泉」
に出会す
無論入る
¥600 貴重品ロッカー別途¥100
浴槽は温いのと熱いのがあって、温いので体を馴らして熱いのへ
思わず
「うヴおぇッ… うぉヴぉぁいぉぉぁえぉあ~~~!」
等と叫んでしまいそうな位白濁の温泉は染みた
湯の中に粒子が漂っていた
休憩所も無さそうなので施設目の前のテーブル付ベンチ休憩スペースで寛ぐ
頻りにヘリが飛んでいるのはどうやら物資運搬の様だ
来た道を再び堪能しながら帰る
ちなみに、毒ガスルートは危ないらしく閉鎖中
室堂駅前に「立山の湧き水」があったのでペットボトルに詰めた
無論飲料代を浮かす為である
ここからが闘いである
・立山トロリーバス
室堂 12:15発 大観峰行
かの登山家.大泉さんが「寝たら死ぬぞ、気を付けろ!」
と宣われた交通機関である
確かに僕様の乗り込んだ3両目には中国人団体のくっちゃべりがが煩い
しかもトンネルオンリーの路を揺れる揺れる揺れる…(((-.-;))
↓
12:23 大観峰着
危うく死ぬ所だった…
・立山ロープウェイ
大観峰 12:40発 黒部平行
続けて乗り継ぎ
乗車前に社員が綾小路きみまろ並のコミカルトークで立山の写真集をセールスw
ケーブルカーは高度から黒部湖を見下ろす
↓
12:47 黒部平着
コレも所要7分
・黒部ケーブルカー
黒部平 13:00発 黒部湖行
改札で並んで待っていると中学生の修学旅行らしき団体が並んだ
僕様を中学生にして下さい
車両は古いタイプ
当然の混雑
所要5分のアナウンス
こちらもトンネルオンリー
↓
13:04 黒部湖着
割と早い
ここがルート一番の名所か
「黒部ダム」
黒部湖を利用した名ダム
「観光放水」をしており虹も見えて観光客を楽しませている
高低差抜群で自殺にゃもってこい、な絶景
右に黒部湖、左にダム放水
イカす
ダム展望台等も有るので上から登って見て、下って「新展望広場」へ
あらゆる角度から放水やエメラルドグリーンな黒部湖の景色、「切り立った」様な立山の山々が楽しめる
僅かに雪を残した山の高さには溜め息すら出る
次の乗場へ向かう
ダムと乗場は両方ともトンネルで繋がっており、中は冷えている
・関電トンネルトロリーバス
黒部ダム 14:35発 扇沢行
改札は発車7分前からだが、15分前から既に矢鱈並んでいる
100人以上いた
車内は満席
ヤバい、眠い…
途中、「これより長野県」の表示
何と、途中から外に!
やられて寝てたが
↓
14:48 扇沢着
直近の乗り継ぎ車は満席
立つのも嫌なので1本スルー
1時間発車を見送る
もう目的は果たしたし急がない
つーか大町まで1枚で売ってくれりゃなぁ…
この後、アテがない
バスを待ちながら時刻表で検索
・関電アメニックス.アルピコ交通扇沢線
扇沢駅 16:00発 信濃大町駅行
観光バスをテーブル.フットレストを廃して格下げ改造した車両だ
座席は半分以上埋まっている
くたばって寝た
北陸にもアルペンルートにもボコボコにヤられてしまいましたがな
ぼくさまはしんでしまった
↓
16:29 信濃大町駅着
16:33発松本行をスルー
姨捨に繋がるのだが、気乗りしない
この時間に信濃大町に立ち寄る事はまず無い
そこで駅そば
しかも特上生そばなんてあった
鴨そば+生玉子
¥480+40
旨
・JR大糸線
信濃大町 17:44発 5341M 普通 南小谷行
E127系2両A4編成 松本車
前位車セミクロスシート 進行方向左側
この時間で18きっぷに4回目の捺印である
昨日なんざは高岡→富山のみで1回分消費なのだからまだ良い方か
取り敢えず余り行かなそうな所とか行きたいが上手くない
松本行かないならコッチしかないし
でもその後どうしたら良いんだ?
本気で迷った
やりたい事をやるだけやったら何も無くなってしまった…
左側がセミクロとロング、右側はオールロングな車両
乗車率なら座席が全部埋まりそう
夕陽に様々な濃さの影の様に映る山々は僕様が越えてきた所だろうか
木崎湖は影の中でも視界の半分を埋めてキラキラしていた
そろそろと高度を上げて山中の暗がりに入っていく
こんな所をムーンライト信州の183.189系が走っていたなど凄い話だが、特急あずさのE257系も走っているのだからどうという事は無いのだろうか
↓
18:40 南小谷定着
8分の連絡
もう何も見えない暗さ
・JR大糸線
南小谷 18:48発 435D 普通 糸魚川行
キハ120形1両編成 富山車
セミクロスシート着席 進行方向右側
「糸魚川ジオパーク」のラッピング車
「大糸線ご利用調査」の中吊り
…嫌な予感しかしない
床にグレープ系の飲料を溢した跡があり少しベタついていたが、胡座な僕様には然程気にしない
むしろ誰も寄り付くまいw
19:09 平岩から列車番号が437Dに
カーテン被ったら川とか少し見えた
カーテン万歳
山の形、輪郭が影になって見える
空は山影より明るいのだ
ドキドキする
こっちに来た意味はあった
東京の1割程かも知れない程度の数の道路灯を除けば、この列車の他、車両が発するもの以外に光は無い
稀少なローカル線の素晴らしさだ
19:35 頸城大野
住宅が見えてきて先までとは趣が変わった
こういう所に住むとはどういう事だろうか
ちょっと羨ましい気もする
↓
19:44 糸魚川1分延着
直ぐに乗り継ぎ列車と合流
・JR北陸本線
糸魚川 19:47発 572M 普通 金沢行
455系1両+475系2両編成 金沢車
急行型クロスシート着席 進行方向右側
少しだけ急行型を堪能しよう
往時を羨ましく思う
↓
19:57 親不知着
何とも罰当たりな下車
海が近く、目の前の高速道路を走る車の走行音と波の大きな音が混じる
蟲の鳴き声もけたたましい
・JR北陸本線
親不知 20:12発 559M 普通 直江津行
455系1両+475系2両編成 金沢車
急行型クロスシート
糸魚川で40分近く待つより約1時間乗る為にこの列車を捕まえに来た
こういう下車で駅を味わうのも良い
交直流切替は糸魚川だったか、一寸消灯した
そういえばこの車両、一部貫通ドアを撤去してあり、デッキ丸見え
それにしても長い
筒石駅を擁するトンネルも長いが、今日も1日が長い
昨日等は半日程度も旅して無かった筈が、何とも充実していた
今日も出立が7:30過ぎで、先程出立半日を超えたばかりで、しかも充実感抜群(今日は文字数も多い!)
今旅の連日の充実ぶりは予想外だ
18きっぷ以外の可能性を求めつつ、18きっぷを使うとこうなるものなのか、18きっぷそのものの力なのか
↓
21:11 直江津定着
乗り継ぎ列車迄時間があるので駅前から少し散策
あちこちに居酒屋がある
地酒とか和食とか誘われたい
いずれ酒巡りの旅でもしたくなる
もう少し進むと街灯も少なく、空が曇りでなければ星のプラネッタが見れたかもしれない
親父の実家を思い出したが、ここ程栄えてはいない
折りを見て引き返す
長岡行最終はとっくに終っている
・JR信越本線
直江津 21:55発 1360M
快速 くびきの6号 新井行
485系国鉄色6両T18編成 新潟車
3号車10番D席 リクライニングシート 進行方向右側
ん!?
7月末にムーンライトえちごで乗ったヤツか!?
5.6号車が段階式リクライニングのヤツだ
縁があるのか?
最早気分はムーンライト
モタレは無いしシートピッチが狭いぞー
ちょこちょこビジネス客がいる
↓
22:22 新井定着
2分連絡
・JR信越本線
新井 22:24発 364M 普通 長野行
115系3両N16編成 長野車
セミクロスシート 進行方向右側
今日のラストランナー
空っぽ終電
節電で一部蛍光灯を外しており、僕様の所がそれ
ちょっと減灯気分
この路線は山深く行く部分があって、こうも暗いと近くの草木以外は闇の中
23:19 豊野で211系の留置を見る
街灯もポツンポツンと見えてきた
左手に電車区、右手に新幹線線路を見ながら終着駅へ
↓
23:30 長野1分延着
宿探しの前に松屋で牛飯+生卵 ¥320
今日のお宿は長野ではお馴染みネットカフェ「カフェプラネット」
ナイトパック8h ¥2.650
ブースが広いので良しとする
あ 日付変わった
明日帰りたく無いが帰る
- 2012/09/06(木) 00:21:17|
- 鉄旅
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