
時折、ツイートのまとめは整理のために削除しています
大した事の無いこのブログの中でもかなり大した事の無いものなので
さて、今回はここ最近とは違って表題の件
書籍を適当に御紹介
ネタが無いと云えば無い
という事で
「最長片道切符の旅」
著 宮脇俊三
新潮社
「何を今更…」
とのたまう無かれ
鉄初心者の僕様も経験を重ねてここまで来た、という事ですよ
出版社を退職された著者.宮脇先生が昭和53年に実行した旅の記録(でいいのか?)
その中身たるや
何とも羨ましい当時の路線図を見てしまえば一発で分かる、現在のものがやたら貧弱に見える位網の目のように張り巡らされた路線の数々!
充実の旅の内容!
最長片道切符の旅と言えば、僕様の様な初心者には関口知宏さんのアレが一般的かつイメージなのだが、この本も含め、その歴史は結構長い
宮脇先生の場合、退職後も何かと忙しかったようで、数回に分けて旅を実行していた
時折ユニークな文章が笑いをも誘い、当時の国鉄の雰囲気も垣間見えて中々面白い
時代は随分違って来てしまっているが、今夏の北海道周遊の旅で手にした補助券とこの本が僕様に
「最長片道切符の旅」
を新たなる「夢」を抱かせた
JR全線 全駅下車の旅
著 横見浩彦 KKベストセラーズこれまた言わずもがな
僕様も例に漏れず「鉄子の旅」で知ったクチである
内容はかつて出版された「乗った降りたJR4600駅」に写真を多く追加して再出版されたもの
旅の内容もタイトルの通りではあるのだが、思った以上に苦労(特に飯とか)を重ねていて最後は泣いちゃいそうだった
この本の中の横見先生は「鉄子」とは違って大分真摯な方という印象も受けた
因みに
僕様は2年前の冬辺りにプライベートで3人組で御旅行している先生を飯田線でお見かけしている
小和田駅で一際
テンションの高い先生を見た時は
マンガの通りだなと思った
とことん知っ得!! JR利用術
自由国民社何人かの、業界では有名なライターさん達が切符のルールや活用術、果ては駅そば等のグルメや写真撮影の技やら何やらと鉄道のあらゆる知識を初心者向けに詰め込んだ1冊
僕様の様な初心者にはスゲエタメになる1冊だった
大都市近郊区間内でもその経路に新幹線を組込む事で途中下車を可能にする技はまさに目から鱗だった
やっぱり鉄道は面白い
鉄道は生き残れるか
著 福井義高 中央経済社「整備新幹線はもういらない」書かれた帯に惹かれて購入した1冊
じゃあ中身は…?
と言えば、国鉄.JR出身の著者が少子高齢化による人口減少=輸送量減や、人口の大都市一極化=地方過疎化からのローカル線不要論等、鉄道を純粋に商売として否定的に見たように見受けられる1冊
所謂鉄道衰退論
言ってることは多分正しいとも思える
僕様の様な初心者には反論など不可能だろう
然し、コレを認めてしまえばそれこそ鉄道は貧相になるだろう
路線図を人間の血管に喩えてみれば
先述した昭和53年のと現在の路線図を比べてみれば
この本の言ってる事も、今現在の新幹線を始めとした鉄道の流れや考え方も、鉄道という血管と日本という生き物を貧弱にしかしないだろう
鉄道を元気にする方法も
鉄道で日本を元気にする方法もある筈だ
僕様は
鉄道は文化だと捉えています
漫画貧乏
著 佐藤秀峰 PHP研究所最後はちょいとベクトルを変えてマンガのお話
佐藤先生と言えば「海猿」「ブラックジャックによろしく」でお馴染
序盤30数ページ程は、御自身のデビュー迄のプロフィール、先述の作品に関する出版社の悪意を感じ取れる裏話マンガ
その後はマンガ雑誌の売上が14年連続前年割れとか、マンガ家は儲からない等の業界裏話の様なこれまたマンガ衰退論の様な…
所から始まり、先生自身がWebサイト立ち上げ迄の苦しい道のり
その根源にあるのは、出版社の旧態然とした姿勢、しがらみであろうと見えるのは鉄道にも似た印象を覚えた
「10年後にも漫画はあるのか?」という佐藤先生のお言葉は鉄道にも通じると思える
漫画という表現は残るが、紙媒体は確実に衰退するという大方の予想は、僕様もまああるだろうと思っている
…鉄道も多分…
今回はここまで
次回は多分1週間後
休日にお出かけをすると思います
ではまた
(´・ω・`)ノシ
- 2012/11/05(月) 22:13:05|
- 書籍
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2