




早起きを止めにした
どうも天候悪く、寒いらしい
のんびり観光する様な天気では無いようだ
中途半端に寝れてしまい、当初の予定より遅いが、思ったより早く出る事にした
空気は然程でないが、風が冷たい
携帯の充電器を忘れたかとホテルに慌てて戻ったが、いつもと違うポケットに入れていただけだった
またか、とも思うが、そろそろ脳が本格的にヤバイなと感じる
・羽越本線.酒田 7:56発→秋田
普通 秋田行
オールロングシートの701系2両ががら空き
お馴染みのムーンライトえちごからの乗り継ぎ列車が到着するのが20分後位だったか
この東北日本海側のダイヤの酷さに頭を痛めた
今日がダイヤ改正だが、この辺りは区間縮小がタマにあって不便になる程度であまり変わってはいない
本数を増やさなくても、特急を含めて接続を良くしたりとかして何とかして欲しい
女鹿:めが 列車交換だけでドア扱無し
板張りの駅だが、まるで信号場だ
一度降り立ってみたい
少し行くと少し海
今日は曇天どんより灰色
象潟-金浦は単線を行く
こんな朝からビールを煽る爺さんもいる
以降、10~20人単位で増客
この辺りの様なローカル色溢れる土地は、発車直後にブレーキをかけて、ギリギリ乗り遅れそうな客に対応する
仁賀保からまた単線
混んだので寝る
新屋で目覚めたら更に増客混み混み
更にどんより
↓
9:42 秋田着
取敢えずやる事は券売機弄り
秋田からは取れず、東能代からになった
設備も優るとも劣らない為、秋田-東能代を特急代わりに安価に利用する客も多い様だ
ドトールで小腹を癒し、時間を潰してバス停へ行く
風が強く冷たい中、使い込まれたバスは発車2分程前に着いた
バスは15分足らずで「温泉入口」に着いた
雨が降り始めた
歩いてすぐ「秋田温泉プラザ」
入浴.休憩.バスタオルレンタル
¥520+500+300
泉質ヌルヌルの風呂に浸かり、1時間程寝る
寝る子は育つかもしれないが、寝てばかりのオッサンはどうか
施設を出て近くのコンビニで折り畳み傘を購入
雨は風と雷を増援し、酷い事に
五能線が心配になる
バスは3分程遅れて着いて、雨のせいか車が多く、秋田駅前迄25分程かかった
天気は温泉の時程酷くなかった
駅で今一度券売機を弄ったが状況は悪化
みどりの窓口も多少並んでる上に一人一人の処理に時間がかかっている
発車5分前になり、仕方無く改札に向かうとこれまた一人、有人改札で手間取っていた
脇から見ていた係員が、此方が入場したいだけなのを察して通してくれた
本来、この位して欲しいものだ
ホームの向こう側に後程のる列車が入線していた
・奥羽本線.秋田 13:35発→東能代
普通 大館行
701系2+2両編成は空席が無いではないが、多少ならず躊躇する
先頭にかぶり付く
上飯島を出ると直線コース上に線路を外した工事現場があり、路線は一度現場を右へ避けてから左の直線コースへ戻った
複線の左側を走っていた列車は、追分から右側を走る
左側は男鹿線の線路で架線が無く、一つ信号を超えると左へ急に消えた
路線は直線が長く、列車はキッチリ90km/hを出していた
羽後飯塚から再び複線
駅間距離は然程長くなかった
僅かに雪が残る
八郎潟から着席
陽が出てきたが、森岳辺りでまた悪くなった
再び単線になったのは八郎潟か次の鯉川だったか…
駅間距離が延びた
↓
14:33 東能代着
途中下車
いつから自動改札機を設置したんだろう?
時刻表には「弁」の字はあるが見当たらず
あっても鶏飯だけらしいが
仕方無く安手のお菓子で急場を凌いだら意外と膨れてしまった
待合室で北海道方面のお得な切符のチラシを見る
駅のアナウンスで入線のタイミングを知る
列車は発車10分程前に入線
・五能線:東能代 15:07発→深浦
臨時快速 リゾートしらかみ5号 青森行
今回は緑が基調色のブナ編成
キハ48形改造気動車のこの車両
シートピッチは新幹線のグリーン車に優るとも劣らず
座面も動くリクライニングシートに、スーパービュー並の大型窓の開放感はグランクラスを以上で太刀打ち出来るのは寝台個室位だ
現代ローカル急行を体現した様なこの列車が安価な快速扱いだからありがたい
今回80分しか乗らないが、¥510なら特急より十分だ
発車間もなく、列車中程に待機中の車販のお姉さんに弁当を頼んだら最後の1個だった
何かすげえありがたがられた
今回は進行方向右側に着席
向能代辺りを過ぎて暫くすると白神山地が鮮やか緻密に箱根の山をスケールアップした見応え
雪が残る山頂をまるで間近に見上げると、登った奴いたらソイツは絶対超人だと思った
五能線は日本海だけでなく白神山地があるのだ
後、あきた白神辺りの温泉とか
秋田.青森の県境の日本海の眺めの良い所で減速
車内も「ファンタジーライト」と称して青い照明に切り換えて明度も落とし、宇宙を演出
照明が戻ると外は雪とも雨ともつかないものが風に波打ち、次第に吹雪いた
やはり先を心配になる
先程買った弁当を喰らう
「白神鶏わっぱ」
気付いたら完食
鶏どころよのう…
↓
16:29 深浦着
幸せは改札出場まで
…まさか、意外だったなぁ…
この列車は今日デビューのスーパーこまちからの乗り継ぎの手があるらしい
そのまま新青森から東京方面へ帰る日帰りプランもあるとなると、新幹線という一つの文化は旅と常識を覆す存在だ
TVのインタビューで
「昔は夜行で8時間以上かけて行っていたのが凄い…」
なんて言ってたが、それはそれで良しとして、安価な夜行の旅情は残して欲しいモノだ
旅の意味が薄らいでしまうし、高くて速くて快適が当たり前か一辺倒になると、貧乏人は旅するな、という事だし、新幹線がいきなり駄目になったらどうするというのか?
在来鉄道の価値をいつでも問いたい
対向車5分待ちとからしいので待ち構えてたが一向に来ない
車庫内に車両がいた
これから使うのかな?
…と
雪降る寒さがあまりにあんまりなので待合室に避難
改札する気はあまり無さそう
トイレに外に出るとすぐ海
寒さと波飛沫は演歌の世界だ
若い駅員に聞いてみると風規制という
今後走るけど遅れるだろう、と
20分程遅れて来たのはハイブリッド気動車
リゾートしらかみ「青池」編成
流石に綺麗な車体だ
両車を見送って待合室のストーブに当たっていると、先の車庫からキハ40形2両編成が機回しして入線
入線時間だけなら時間遵守
素敵な国鉄型をホームから撮影してたら発車時刻
慌てて戻ろうとしたら運転士の方が乗務員室の窓を開けて
「20分程遅れる」
と知らせてくれた
止まらなければ何とかなるが…
と若干不安
・五能線.深浦 17:07発→五所川原
普通 弘前行
キハ40形国鉄型気動車2両に客、俺一人
乗務員室に若い運転士と教導と思われる(さっきの人)2人
…2対1
鰺ヶ沢迄この構図が続く
普段は空気運びとは土曜日にゃ淋しい話だ
列車は17:21発車
暫くは全国屈指の五能線.日本海のオーシャンビュー
リゾートしらかみからも良いが、国鉄型気動車からは身近に感じられる
曇天の数少ない隙間から、海面に向かって夕暮れの太陽の光が降り注ぐ
神でも降臨しそうな西洋教会の絵画をリアルで見てる
感動(T_T)
遅れながら陸奥赤石-鰺ヶ沢で停車
運転席で教導氏に聞くと、風規制で鰺ヶ沢迄減速運転
若い運転士が無線交信していた
交信時刻も告げるのか、と関心
鰺ヶ沢から先も規制されており、五所川原迄はこの列車で乗り通した方が安全らしい
その鰺ヶ沢に18:30頃着
急激にもう真っ暗
風規制により対向遅延待ち
19:00頃発車見込み
外の寒さは雪風で半端無く罰ゲーム
ウチの母親位?の女性が一人乗ってきた
途中下車印貰いに改札へ
…
…改札のオッチャンに印を手渡される
……へ?Σ(-.-;)
もしかして自捺し!?
こいつぁチャンスだ!
………………………失敗orz
判子が薄かったのか、俺が史上最高の非力が理由か、丸枠しか写らなかった
成功は一瞬で消えるが失敗は一生残る
列車は18:57発車
やはり車内から洩れる光に照された残り雪以外、闇
列車は速度をローカル程度に戻した様には感じる
↓
19:28 五所川原着
途中下車印というのは捺すのが難しいのか薄くなりがちらしい
俺のよりマシだが
思ったより早かった
一旦鰺ヶ沢で乗り継いだ方が時間は丁度良かったかもだが、所詮結果論だ
暫く待合室で携帯弄り
この時間に10人以上と結構利用がある様だ
実は今日のお宿
「ホテル サンルートパティオ」
携帯からの予約で
¥4.000
は21:00からのチェックイン
翌9:00迄のチェックアウトが条件
こういう時、鉄というのは助かるモノで、小型時刻表1冊有れば多少は時間が潰せる
ルート.行程.列車の確認、バリエーションの検索、新しい計画…
それほど損なイキモノじゃない
時間を見計らい、小雪も吹雪いて今旅最寒の中、街灯も比較的少ないが、大きめな通りを行く
途中のコンビニで多少買い物して、ホテルへ辿り着く
建物も部屋も綺麗で立派でユニットバスも今まで見た事無い位広い
コレが¥4.000はイカす
今旅は残すところ後1日
「ようやっとここまで来てしまったんだなぁ…」
というのが心情だったりする
別紙経由の残りは
五能線.川部
奥羽本線.新青森
東北新幹線.東京(着駅)
明日で御仕舞いです
- 2013/03/16(土) 22:00:34|
- 鉄旅
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