
2012.1.6 伯備線,新見
5月22日にJR東日本が発表した「只見線(会津川口~只見)について」が打出された
↓
http://www.jreast.co.jp/railway/pdf/20130522_tadami.pdf何気に「儲からないどころか、復旧に多額の金がかかるだけじゃなくて、維持費とかで更に借金路線になるからやりたくない。後、新幹線儲かるから大好き」
という風にしか感じられない
国がそう言わせている、という見方もある
誰だって銭失いな行為なんてしたくないだろうし、企業なんだからまあ当然といえば当然だが、
然しちょいと待ってほしいな、と
鉄道を純粋に商売として捉えるというのは歪みがあるし、
これで儲けようなどとは簡単な話ではなく、そもそもどうか、と思うのだ
基本的な利益率はそもそも高くないんじゃないか?
と
まず鉄道は「公共の交通機関」である
いくら田舎ほど車社会とはいえ、車不可という人もいるだろう
只の生活の足、というだけでなく、観光などの旅行者の為の公共の交通機関でもある筈だ
そういう人達の為のものが「商売にならん」と言う事で切り捨てられるというのは如何なものか
乗る人が少ない、いないのならば、乗ってもらう努力はしていたのだろうか
かつてはSL列車やその為のリレー列車も運行されていたではないか
SLに限らず観光用の列車を走らせ、新幹線接続を良くして、PRを積極的に行う事で「新幹線需要」の底上げするのがまず誰でも考える話だが、悪い話には聞こえないし、俺も賛成だ
…が所謂「沿線の魅力」を語る時に車両、観光名所、飲食物だけというのはちょっと考えものだろう
路線自体の素晴らしさをなぜアピールしないのだろう?
「名ローカル線」として名高い只見線は四季を問わずその景色は素晴らしいものだ
これだけで乗る価値は十分だと思うのだ
一人で自由にじっくりのんびり
みんなでお菓子でもビールでも煽ったりでも構わない


車窓に映る非日常の風景はきっと「来て良かった」と思える筈だ
かのいすみ鉄道社長,鳥塚亮さんも最近、雑誌で
「ローカル鉄道は立派な観光資源になります」
と仰言られている
多少違うかもしれないし繰り返し言うが、路線自体が財産で、集客の要素とするべきで、
それこそが鉄道と沿線地域活性化の最も有効な手段だと思う
無論、その上であらゆる観光資源,スポットへの誘致や新幹線需要を引っ張り出すのもアリだ
岩泉線についても同様の事が言える
↓
http://www.jreast.co.jp/railway/pdf/20120730_iwaizumi.pdf龍泉洞という立派な観光スポットを持ちながらこのザマというのに疑問は無かっただろうか?
龍泉洞には俺も一度だけ行ったことがあり、今でもその感動を覚えており、洞窟のコレ以上無いってくらい透き通った水面は一見の価値ありのスポットだ
運行本数の少なさは間違い無く客離れを起こし、不採算路線となり、更に本数を減らす…
という悪循環にしかならないのは子供でも分かる話だ
新幹線で盛岡接続の岩泉行直通列車の1,2本でも出せば違ったのではないか?
日にち,期間限定で営業する「臨時駅」があるように、
普段休眠、シーズンだけ営業の臨時路線という考え方もあったのでは無いかと思う
その為に新幹線にも乗ってもらったりでは商売にはならないのだろうか?
その事が当該路線のみの話に留まらず、鉄道自体への需要を掘り起こし、全国的な鉄道活性化へと繋ぐことは無理な話か?
第三セクター各社があんなに頑張っているのに、JRがこのザマというのは、会社,路線の規模を考えたとしてもちょっとな、と思うのだ
鉄道が元気な所は町も元気だ
というのは歴史が証明しており、機関区などの衰退は町を衰退させた
まあ何が言いたいか、と言えば
俺に鉄旅をさせて今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
- 2013/05/29(水) 22:55:21|
- 鉄道風景
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