『青春18きっぷ』ポスター紀行込山富秀 講談社 ¥1,800+税
1990年夏から2015年春までの青春18きっぷのポスターを集めてまとめた1冊
ポスター毎に裏話等の解説が付記
集めるだけでもいいから国鉄時代からの全てのポスターを収録してもらいたかったものだが、
1990年という所から始まっている辺り、著者の都合があったのだろうか
内容の方も1997年春までは人間がメインモデルだったり、イラストだったりとなった内容で、個人的には面白味が感じられなかった
それが1997年夏から趣を一変し、本書でも書かれている通り、ここから今日まで見られるような、
「鉄分」が急に濃くなったキャッチコピーと共に目を見張る内容となり、旅情すら感じさせる見事なポスターが連出する

幸いにもそんなポスターが本誌の4分の3を飾っており、付記された解説とともに旅気分が味わえた
その年ごとに「テーマ」が決まっていたというのも面白いが、2000年冬の下灘駅のポスターが合成だか、架空のものだったとは
ちょいと驚きである
まあ、雰囲気がありゃいいかな、とも思う
「18きっぷ」のポスターの場合、人間が出ていることはあまり好ましくないように思う
「18きっぷ」は数多ある切符の中でも鉄旅を楽しむためのツールである部分の純度が極端に高い
この場合、鉄道、というか鈍行の旅の魅力を伝えることに注力するのが正道であり、そうなるとポスターの主役は
必然的に駅や鈍行列車とその周辺ということになる
普通列車として運転されている列車で行く非日常の景色、世界を表現してこその「18きっぷ」のポスターの意義や役割に思う
何故ならそんな彼らの存在がなければ贅沢な「鈍行旅」は成立しないからだ
大景色の中のちっぽけな列車
その中に載っている自分なんてもっとちっぽけ
日本は広い
その事を教えてくれる「18きっぷ」の旅
それを見事なまでに表現してくれるのが今日までの「18きっぷ」のポスターだ
今夏は残念ながら、制作、配布などはされているものの、今までほど大々的には掲出されていない
出来は言うまでもなく見事なだけに尚更残念だ
制作側にどんな意図があるかは知らないが、現在のJR北海道の様な真似だけはしてほしくないものである
ちょっと旅したいけど出来ない時、この本を開いて、気分だけでも旅に出る

そういう時も良いかもしれない
今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
- 2015/07/26(日) 00:05:36|
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ハイ、不定期の朝のネサフェアンテナ引っかかりシリーズです
明日(7/26.日曜)から紀勢本線が全線で運転を再開します
きのくに線の全線運転再開について[7月26日(日曜日)始発から]
http://www.westjr.co.jp/press/article/2015/07/page_7419.html『きのくに線では、台風11号の影響で、広川ビーチ~紀伊由良駅間の山崩れにより
線路に土砂が流入する大規模な災害が発生し、現在、箕島~御坊駅間で運転を見合わせています。
復旧工事を進めた結果、平成27年7月26日(日曜日)の始発列車から、
きのくに線全線で運転再開できることとなりましたのでお知らせいたします。
これにあわせて、特急「くろしお」も白浜・新宮方面への運転を再開します。
ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。』
意外と速く復旧出来ますね
何よりです
・平成27年7月25日(土曜日)最終便をもって、ピストンバスの運行を終了します。
・7月26日(日曜日)から7月31日(金曜日)分の特急「くろしお」指定席の発売再開について
(1)発売再開日時
平成27年7月25日(土曜日) 午前10時から
※注釈 8月1日以降発車となる指定席は発売中です。
との事
紀勢本線ご利用の方
復旧おめでとうございます
じゃあめでたくない仕事逝って来ます
今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
- 2015/07/25(土) 11:20:35|
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