鉄道ジャーナル 2019.2月号¥1,000 成美堂出版
新刊です
「ジャーナル」を購入したのは久々じゃないでしょうか
最近は「鉄ピク」さんが強かったので
今月も「東武6050系」で強かったですが
そんな中「北海道」ですよ

混迷極まる北海道の先を占う一冊と見て購入しました
早ければ2019.3月に駆け足で訪問しようと企んでいます
先人の「負の遺産」、北海道新幹線が青函隧道と共にJR北海道の経営を圧迫します

大昔の法律に縛られて赤字確定の新幹線を縦に首を振らなきゃ良いものをこのザマです
今更しょうがないので青函を通過できる、時刻表に載る在来列車を仕立てろと云いたいです
そこに活路の一つがあると考えます
旅客が新幹線しか無い青函隧道は大病を患った生き物と同様です
金はかかるし、投薬しても根治の可能性は皆無
そんな北海道さんですから、今度渡道して直にその地を見に行こうと思います
路線網の広さと人口密度の低さなどから、鉄道の経営は底なしに厳しくなっている現状を改めて勉強させてもらいました

今日、地元の通勤客などで収益を挙げられるのは限られた僅かの都市圏に過ぎません
もうその手の手法は必要最低限にしても良いとして、
やはり観光資源が豊富な事を武器に外客の呼び込みを進める方が建設的でしょう
…なんてな事は誰でも言ってることですが、それだけに「基本」と捉えて良いでしょう
飛行機だってあるんだから、その上で北海道を鉄道でぐるぐる周ってもらいましょうよ
道民500万人が一人年間¥4,000鉄道を利用すれば200億円ですってよ?
よし、僕様が行って何人分かの鉄道利用費をリカバリーしちゃいますよ
∠( ゚д゚)/
この北海道、遠くない先の日本そのもののモデルケースと捉え、対策を立てるのも良いですが
逆に北海道を復活させて衰退しないノウハウを獲得するのが肝要でしょう
んー、早く北海道行きてえ!
(単に鉄旅したいだけ)
変わって驚きの記事は「車両解説」

西の223系をイチから攫って解説です
0番代の登場から「新快速」用の1000代、決定版の2000代
地域に合わせた5000代や5500代までサクッと総ざらいです
「英国鉄道の仕組みと現在」
最近コメントを頂いて、少し海外の鉄道に目を向けてみたら面白いですね、コレが
英国では上下分離方式を採用
設備は民営化されたレールトラック社が運営していたが破産、
現在はネットワークレイル社がその任を引き継いでいます
列車運行はフランチャイズ制を採用
路線ごとに入札した運行会社数社の内の一社が運行権を数年の契約で獲得
契約料を政府に、線路使用料をネットワークレイル社に支払うことで列車を運営、運行しています
収益を上げるのは良いのですが、その支払料金が高額でネック、早々に運営から撤退する会社も珍しくないようです
この辺は永遠の課題でしょう
車両の調達は専門の会社「ROSCO」が担当し、各社へリースしています
どれも日本とは違う仕組みで運営されていて興味深く、日本も一部くらいこの仕組を採用し、各地で面白い列車や夜行列車が
走ってくれても良いのではないかと考えます

「JR夜行」とか発足したりして
収益性どうですか? 駄目ですか? 需要はバスに持ってかれますか? 鉄道の方が安全ですよ?
JRが年々つまらなくなっている事とも関係しているでしょう
それにしてもヨーロッパの列車は改めて見てみるとデザイン的にも格好良い、面白いデザインのものが多いですね
ビックリです
対抗できるのは九州か、国鉄型ではないでしょうか
今回は鉄道を改めて考えさせられる一冊でした

今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
- 2018/12/31(月) 14:48:18|
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