「Rail Magazine vol.364 2014-4」¥1,200+税 ネコ・パブリッシング
そもそも各紙がネタ探しに困ってる感抜群でピンと来ない中、実はコレも然程良いという訳ではなかった
もし「国鉄時代」が発売していたならそっちにしただろうし、
そろそろ鉄道模型の雑誌に手を出すのも有り得るくらい顔ぶれは貧相になった
この手の雑誌は鉄道会社の悪辣なやり口を批判する事は出来ないだろうから益々ネタには困っている事だろう
こういうご時世だから「国鉄時代」の様なコンセプトのハッキリしたタイプは有利に面白いし、
そういう少し変化球とも言える視点を持って、全国の第3セクターだけを余すところ無く取り上げるとか、
余り特集された実績のない私鉄などを徹底的に取り上げるとかしないからマンネリでしか無い
「日本にはまだまだこんな鉄道があるよ」
「昔の鉄道はこんなに凄かった」
と、既存のファン向けだけでなく、新規顧客の開拓が出来る内容を見せて欲しいものだ
是非いすみ鉄道の奮闘ぶりを見習い、先日も鳥塚亮さんがブログで綴られた
「商品を売ってはいけません」
等の記事を参考にして欲しいものだ
んで、この雑誌
表紙にあるように「長津田検車区24時間」
が他と違うので手に取った
鉄道を支えるこの様な所は言わば「裏方」だ
鉄道の裏方の仕事は例外なく厳しい
そういう部分を垣間見れて良かった
出来れば先述した地方の、余り取り上げられた事の無い鉄道の「裏方」や、
その車両整備、検査の委託先等を取り上げて欲しい
よく知られた車両センターや工場も、当該会社外の車両を扱う景色は違って見えるのでは無いだろうか
印象的だったのは「沼尻 あの夏」等の「写真」
当時の空気が伝わって来るようだ
「等」という事で、「見どころガイド」とはしているが、
八ッ場ダム建設の建設により線路切替を余儀なくされるという吾妻線の写真も素晴らしかった
こんな所をダムに沈めようとする国
明らかに在来線を軽視する国はいただけない
路線の素晴らしい風景はちゃんと商売になるはずで、ちゃんと売ればダムなんかより余程経済的にも良いはずだ
つかダム必要?
鉄道は只の移動手段じゃない
景色が楽しい、行った先が楽しい、車両が楽しければなお楽しい
既に前例はある
今の鉄道の流れは間違いなく悪い
先細りで、いずれ破綻も有り得る
大した条件付けも無く原発推進とか言ってる国はもう口を出すな
雑誌とかはそういう部分を叩きつつ、新たな明るい面を模索していけるんじゃないだろうか
そうでなければ鉄道雑誌というのも鉄道そのものと同様、廃れていってしまうんじゃないだろうか
鉄道を文化と捉えればきっと新しい視点が見える筈だ
夜行列車の文化、ローカル線の文化、鉄旅の文化
変遷を辿り、出来る事なら明るい未来を見据えたい
今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2014/02/26(水) 00:39:32|
- 書籍
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0