鉄道ファン 2015.2月号¥1,230 交友社
さて、旅やらダイ改を見てたら先月の新刊をこんなタイミングで御紹介
表紙と特集タイトルがイラつきます
北海道新幹線開業間近とかやってますがスルー
今回最も感銘を受けた記事は
「"はくたか"の時代」
と題した前北越急行代表取締役社長・大熊孝夫さんの北越急行を振り返るもの

元々は1日15往復程度の気動車が走るだけの予定だったとか、
上越線と日本海縦貫線を短絡する貨物幹線の予定だったとか、
中々パッとしない狙いだった所に、今日までの「はくたか」の首都圏対北陸の需要の可能性を見出したという
また、高規格化による「スーパー特急方式」の優位性、実用性を実証しようということから
「はくたか」の計画が進められたとか
元々は気動車運行の予定だった当路線隧道断面が小さいため、架線の設置法に苦労し、
隧道内はシンプルカテナリーを2本連ねた「ツインシンプル架線」を採用
信号機もATC方式では北越急行に進入できる車両が限られる事から、地上信号機方式を採用
681系の車両性能も相まってか、160km/h運転においても驚異的な数字と安定性を叩き出し、
試験終了後も総合技術研究所がデータを取り続けた事は北越急行が如何に優秀かを物語っている
…ってのを北陸新幹線開業後はポイ捨てみたいな扱いは余りにも勿体無い話だ
「超快速」のアイデアはソレを活かす素晴らしいものだ
開業以前の首都圏-北陸は米原から「しらさぎ」
上越新幹線開業後は長岡乗継だった
この長岡乗継は割安で速達性もある事から大いに賑わった
そこに北越急行は運賃をJR幹線並みにして、東京-直江津の費用を以前より¥1,200程割安とした事も凄い
そりゃ売れるわ
雪対策もJR以上で、全ポイントにジェット噴射装置
側雪防止のパネルヒーター、スプリンクラー、温風ヒーター等を完備した結果
上越線を始めとしたJR側の障害で長時間抑止などのケースに陥ったとは何とも皮肉な話だ

スノーラビットについては、その保守が北越急行自身では不可能で、金沢総合車両所に頼らざるを得ない事から
JR西日本からの申し出もあり、3編成は売却という形になる
もし、今後このような車両が必要になったら小回りの利く新車を導入した方が得策らしい
そんな事になったらちょっと楽しみだ
今月号はこの記事仁尽き、とても興味深く読めた
北越急行の今までとこれからの中にも地方や鉄道活性化のヒントはあるのではないだろうか

後は付録にカレンダー付いてました

今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2015/01/13(火) 00:31:37|
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