




札幌は釧路程では無いにしても冷えていた
先のスーパーおおぞら6号で駅弁を買えた事で時間が出来、気になっていた帽子を先日泊まった「アイ・カフェ 札幌駅前センチュリーロイヤルホテル前店」にあるか訊ねてみた
…あっさり受け取れました
あるっち、有り難う
そんなこんなで駅へ
当該列車は16:03入線と忙しない
ホームは列車を撮影しようという人だかりで、団体客の爺婆が黄色い線からはみ出して添乗員に注意されるとか阿呆な一幕もあった
ホーム上の方が外より冷えて、指先が霜焼けしそうな気がした
列車の到着早々に自室へ入り、荷物を1階に置き、洗面の水で指先を温めた

・札幌 16:12発 →函館.千歳.室蘭.函館.江差.津軽海峡.津軽.青い森鉄道.IGRいわて銀河鉄道.東北本線.上野
8010列車 寝台特急 カシオペア号 上野行
今日は函館DD51-1142+1143重連


今回は2度目の乗車で1号車2番
2度目のカシオペアスイート

出発早々ミニバーセットが到着
今回は荷物は下にあるから見苦しくないぞ
服装も普通だ

立て続けに車掌が検札
〈札幌車掌所〉
ミニバーセットはワイン、ウイスキー、ミネラルウォーターに氷、カシオペアのコースターがトレイに乗っている
無論、酒類とコースターはお持ち帰りw
しかし、このミニバーセットを無駄にはしない
予め買っておいたガラナエールと氷をワイングラスに入れて乾杯

旨い

続いてウェルカムドリンクが届く
今回はウーロン茶を選択
モーニングドリンクを訊かれ、珈琲を8時に頼んだ
そうこうしている内に室蘭本線に入り、内浦湾を眺めながら日が暗くなっていった
こっちも全ての照明を消して対抗
今回はカシオペアスイートを確り楽しめてるぞ



カシオペアスイートのメゾネットタイプは1階に寝室


2階がリビングルームで、トイレ、洗面、シャワー付き
パブタイムやモーニングタイムは態々ダイニングカーへ行かなくとも、専用電話でルームサービスを頼み、自室で食事が出来る
早速専用電話でミニバーセット引き上げを頼む

リビングのソファーは各ツイン同様に座面を引き出してベッドにもなり、リビングで横に寛ぐのも可能だ
東室蘭を出た所で最後尾.12号車のラウンジカーでグッズ販売
ダイニングカーにもサンプルが飾られているが、惹かれる物が無いのでシャワーを浴びた

シャンプー類はアメニティグッズが袋に入っているのでソレを使用
安心して数分間素っ裸で自室をうろうろした
流石スイート

しかし今回はいつもの様に個室だ寝台だ夜行だとはしゃがない
スイーティストとして落ち着いて行動するのだ
…個室は良いなぁ

伊達紋別で列車交換で6分停車
18:30でもう真っ暗で撮影しても無駄
各駅発車毎に機関車が汽笛を鳴らす
北斗星同様、室蘭本線等の駅で一部編成が入り切らない駅がある
そういう駅は1号車をドアカット
12号車のラウンジカーはドアはあっても開かない
頭上の湾曲した硝子窓の向こうにうっすらと星空のプラネッタ
今夜は快晴か
夜の内浦湾も良い
19時を前に自室ディナータイム

先のスーパーおおぞら6号で買っておいた
「ザンギ弁当」

¥680と割安だが、歴とした駅弁

旨い♪
スイーティストとしてどうかと言えば、
俺は海老等の甲殻類が駄目

この手のディナーは皆そんなんばっかしなので互いに用無し
かといってパブタイムまで待てる気はしない
なので駅弁でギリギリのプライドを保っている次第
そんな事してたら隧道ばっかでつまらなくなってたり
なので食休みにソファー引き出して「Lの字寝り」を敢行
長万部を出て、街並みらしきものは見えなくなった
今日の満月光は眩しく内浦湾に映え、星々の僅な光などは消し去っている様だ
雪に埋もれた北豊津で列車交換待ち
八雲からも内浦湾に沿う
暫く只々眺める
森に着くと空は曇天になっていた
1両のキハ40が今日の仕業を終えたのか、留置線に佇んでいる
次は函館、北海道旅の終焉も近い
曇天に頭を喰われた駒ヶ岳のシルエットが見える
列車は藤城線を精々中速で勾配を登る
前方から機関車の唸りが止むと、下り勾配で速度を増す
また高台に上がり夜景を見下ろす
21:06 函館で機関車付け換え
函館ED79-12がラウンジカー側から青函隧道を牽引

ついでにラウンジカーを体験
機関車付け換えイベントのせいか、そこそこ賑わっている
電源車の為、足下から音と振動が伝わってくる
心無しか、揺れも寝台車よりある気がする
機関車えれぇ揺れてるし
((-o-;))

五稜郭では上りの北斗星待ちか、ヘッドマークを付けたED79が発車待ちしていた
江差線に入り、一番前の席に座ると、機関車があっても中々の眺望だ
回転する椅子の凭れ具合も快適

雰囲気に釣られてキーホルダーを購入してしまった
正反対の1号車の自室を目指す

途中のミニロビーはまぁミニロビー
ダイニングカーではパブタイム待ちの客が列を為していた
木古内が近づいて新幹線高架が見えてきた
札狩等の江差線を3セクとして地元に押し付ける辺りは、端から見てると頭が悪い
国が計画中の各整備新幹線開業を前倒ししたい理由が「税収」以外に見当たらない

青函隧道に入ったと分かってパブタイムのダイニングカーへ行く
ルームサービスも出来るが、多分もう乗らないのでコレで食堂車を味わっとこう

ラストオーダー間際に居座っていた客の大半が退出したので相席要らず

3人程のNREのホールスタッフは忙しそうだ

ダイニングカーは思ったよりスペースがありそうで、テーブルは奥まで続いていた


「ビーフカレー」
は付け合わせとミニサラダ付き
¥1.280
カレー自体久々なのでまぁ旨い

ダイニングカー自体は現行のスシ24に比べると普通
喰い終わった頃、隧道を抜けた
本州に帰って来てしまった
(´・ω・`)ノやぁ
抜けた後は蟹田まで徐行気味
車内放送は6:30まで休止
青森での機関車交換を待たずにくたばる

目覚めたのは4時過ぎ

東北の残雪も然程薄くない
機関車のパンタグラフのスパークが激しく光る
左手に機関車が居並び、新幹線高架が現れた
時間的に仙台が近い
因縁の仙台は4:33着
4:50 岩沼通過後ちょい徐行
しかし往路でチマチマ来た路を寝台特急で一気に帰るとは珍妙
新幹線とは違う
見上げると曇天
残念
もう1回くたばる

郡山を見るがやはりくたばる

しかし、寝台列車で寝るという気分は格別
列車で寝る為に最大限の工夫が感じられるのが気分良い
走行音と揺れがも子守唄の様だ
6:30のお早う放送
列車は5分延だが到着は定時の見込み
さらにダイニングカーの朝食の案内が2回あって起こされる
即満席で40分待ちとの事
残り3時間を切る
新幹線なら60分を切る距離だろうが、カシオペアは朝食をじっくり味わえる
このゆとりが大事
左手に新幹線高架が来たと思ったら新白河
手持ちのドーナツ食ったら腹一杯
ダイニングの朝食要らないや
「旅のうた」をBGMにリビングをベッドにして寛ぐ
寝台って良いなぁ…
と沁々ホロリ
(;_;)
宇都宮で下車か、カシオペアを撮影する方々が

モーニング珈琲と朝刊が届く
車内で格別の一杯だ

朝刊の読売新聞は福島版
左手から水戸線と新幹線高架が近づいて小山通過
朝シャワーを浴びる
コレもスイートならでは
浴び終ったら古河通過
雨が降っていた
タイミング良くモーニング珈琲の食器を回収して貰う
もう何も無い
只終着まで豪華個室寝台を堪能しよう
吹っ飛んで行った大金に悔いは無い
久喜を通過、またも新幹線高架が近づいて来る
新白岡付近を徐行気味
北斗星の時は気になったが、カシオペアはトワイライト寄りなのか、余り気にならない
寧ろ終始余り飛ばさず、ゆっくり時間をかけて欲しい列車だ
かの「ヒガハス」に撮り鉄が数人
速度が無いから、悪天候は残念だが撮り易かっただろう
9:04 大宮延発
これなら終着も延着するだろう
多少の名残惜しさは掬って貰えるか
今年は今旅含めて2回旅しているが、共通して出だしが悪く、最後が美味しく頂けている
先旅で言えばムーンライトながらが事前予約でも取れず、道中に多少の苦労がありつつ堪能し、最後のサンライズ出雲が素晴らしかった
今旅も10時打ちを惨敗
初日に遅延救済が無く、泣く泣く新幹線になり、日高.釧網.花咲を封じられたものの、温泉や最終日に何とか花咲線をやれた上、〆はカシオペアスイートという文句無しの〆
今年はそういう旅の年になるか
列車は通勤電車並みの速度で終着を目指す
↓
9:27 上野着
…着いちゃった
(;_;)

青森-上野は田端 EF510-512でした

9:43 列車は複雑な余韻を遺しながらも、推進回送で去って行きました…
半分位が予定通りにいかなかった旅だったが、旅出来て良かったっす
何故か不満も無し
ただ、出来なかった分を夏に出来たら幸い
そんな風に今年は旅の年にしてぇです
ここまで付き合ってくれた諸兄諸氏にさんきゅ!
今旅はここまで!
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
ありがとうございました!
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- 2015/02/05(木) 10:47:08|
- 鉄旅
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0