N. 2015.8月号¥1,200+税 イカロス出版
新刊です
元々実車誌がパッとしない最近、模型の方が熱いかもしれない、
本誌の特徴である、模型を通して鉄道を見る視点がキッチリ発揮されていて読み込める1冊
トップは特集
「Nゲージで満喫する鉄道 Super Scene」
鉄道の歴史の中で起こった出来事をNゲージで再現し、それぞれを捉えていく
「青函隧道」

「北斗星」のED79を始め、嘗ての「ドラえもん列車」から御馴染のTW,カシオペア、はまなす、スーパー白鳥が登場
青函連絡を大きく塗り替えた青函隧道の今後を占う
「都市圏輸送1」
上野-東京ラインも開業し、東京駅に乗り入れる通勤列車群が登場

E231,233系とデザイン的画一化も久しい現代のJR東日本の首都圏通勤車両をラインナップ
「20系」寝台列車の登場
電源集中、固定編成方式の20系ブルトレのラインナップを取り上げる
やはり当時としては20系の登場は客車文化の転換期だと捉えられる
そんな20系を始祖に持つブルトレの歴史も残念ながら終焉が近い

それも模型であれば自分の手の中に残るのは幸いかも知れない
「都市圏輸送2」
大阪近辺のJR西日本の新快速以下の車両達

今尚西の主力として活躍する新快速、223系を始め、環状線で活躍する国鉄型103系までのラインナップを取り上げる
東と西
其々が独自に都市圏輸送を担う形が顕になっている

ロングシートか、転換式クロスシートか…
「瀬戸大橋」
雨降連絡時代の列車から模型化された形式限定だが、瀬戸大橋を彩った車両達を羅列

青函隧道と同じく本州対四国の輸送体系を一気に変えた出来事だ
個人的には隧道と違い、絶景を抱える瀬戸大橋には四国とともに特別な思い入れがある
…サンライズ欲しいなぁ…
「機関車新時代」
JRFvsJNRとして機関車の比較やJR時代の特殊塗装機をラインナップ
その他に貨車の比較もある

貨物もまた時代に合わせて変化してきたことが分かる
「国鉄特急最盛期」
485系という交直両用の特急電車が開発されてから加速度的に構築されていく特急ネットワーク

その両軸をなしたのが485系と583系という視点で解説
模型でここまで捉えられるとはちょっと脱帽
「模型細評」はKATO,185系

モデルとしても歴史ある形式はベースが古い点を指摘されている
ここに来て変化の著しい185系
行く先は何所か…
「Profile」は交直流急行電車、457系
その形式バリエーションは追いかけるにも一苦労w
JR化後の塗装バリエーションも豊富で、Nも随分モデル化されていて感心する

店頭で立ち読みして「コレ」と思って購入した今誌
中々の読み応えで今後もこういう視点で取り上げていって貰いたいものである
今誌はこんな所だろうか
今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2015/07/05(日) 00:00:27|
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