鉄道ピクトリアル 2015.9月号鉄道図書刊行会 ¥980
新刊です
最近、鉄道史を紐解く本と縁があり、今誌もその1冊
ジャーナルの「機関車」も惹くものがあったが、やや物足りなさそうだったのでこちらを選択
表紙は現在も「やまぐち号」で健在の蒸機、C57 1号機の往時の姿
先頭部にも人が吸う人乗っており、現在では考えられないような光景だ
トップは「時代を駆け抜けた通勤電車」



旧型国電のモハ63形や営団300形を始め、JR最新鋭のE233系や323系まで主なものをピンナップ
最もバリエーションの多いジャンルなだけに最早1冊2冊では収めきれないだろう
「鉄道の時代 戦後70年」は国鉄、JRを中心にその鉄道史を概観する
写真が興味深く、戦時中の改札口の様子や昭和22年の八高線転覆事故の記事などは貴重
昭和40年代後半の「闘争」では20系寝台特急「あさかぜ」の車体にまで闘争ビラが貼られている姿は余りに無残だった
JR化後は新幹線を中心にした変化が急速だったことが読めた
「多扉車・ワイドドア車のバラエティ」
が3ページに収まっているが、もうちょっと突っ込んでページを割けば趣味的クオリティーが及第点に達するものと思い
ちょいと残念と思ったが、後記事に関連した「通勤輸送対策と多扉・ワイドドア車」が取上げられており、
座席昇降式の京阪5000系などは随分面白いアイデアで、関東にはまず出来ない発想だろう
「戦後の車両史 覚え書き」は
「桜木町事故」が印象的

当時の写真記事を掲載しており、車両が轟々と燃え上がる光景は北海道の車両火災を思い起こさせる
流石は国鉄戦後五大事故
(((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブル
北陸隧道での「きたぐに」火災も同様で、消失したオシ17 2018を初めて写真で見た
この事故以降、隧道内及び長大橋梁,高架上において火災発生時は停止せず、走り抜けることが規定されたが、
その面から見れば北海道のそれは誤判断という位置づけになる
流石にピクトリアルは薄い(厚さ的に)

今誌はこんなところか
今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2015/07/30(木) 00:09:30|
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