鉄道ピクトリアル 2015.11月号¥980 鉄道図書刊行会
いきなり一言で今月号を表すと
「115系マニアックス」
という言葉が出て来てしまう
それ程昨今では珍しく、紙面の9割を115系に割いている清々しい程の徹底ぶり
しかもこの1冊で終わらず来月号に続くというのだから来月号も買っちゃおうかな、と思わせる
それくらい115系に特化した今月号
115系1000番台のM'車のPS23A搭載車のパンタグラフ折り畳み高さが3,980mmと3,983mmの2説があるなんて
誰が気にするというのかw
という徹底っぷりww

115系も製造時期、また番台区分において相当のバリエーションがあることは御存知の通り
特に「時期」の方はかなり細かく差異があるようで、俺のようなウルサクない115系好きには到底覚え切れない程の差異があるようだ

また、御存知の方も多いだろうが、越後,弥彦,東北,高崎線などを始め、各地に115系を投入するにあたり
新製する財力がない事から、各地から転配しつつ、、中間車に運転台を今日のような切妻ではなく取付改造していたとは驚きで、
そんな跡など見えず全く分からなかった
中には電動機器を抜いてクハ化したものまであるというから、客車や485系並かそれ以上に複雑な変遷があるようだ
そんな解説記事だけで紙面の5分の1を占めていた
「115系電車の想い出と運用について」
でも弥彦線などについて語られており、特にその弥彦線においては各地から車輌をかき集めて編成され、
その大規模転配の苦労が記されていた
「115系の遜色急行ものがたり」が興味深い

セミクロスシート仕様の115系を優等列車として扱う事自体俺のような世代には信じられないことなのに、
その第1陣は急行「なすの」だったらしく、それが全車指定席だったというから驚きだ
因みに115系に席番表示が取付けられたのは300番台からのことで、
その「第1陣の」時にはビニールテープに手書きで席番表示をしたようだ
…無論というべきか、ロングシートにも指定があったのだろう
(_ _;)
更に以降、逼迫する輸送力供給への解決策に、「ヨン・サン・トオ」において115系を定期急行にも充当したという
これは50%強の値上げをする1976.11の改正まで続いていたようだ
更に時代を1960年代の房総半島に戻すと、海水浴客の需要を解決するために115系を急行として運行し、
利用客側も乗車できれば良しという程の混雑振りで、115系でもボックス取れれば御の字という程だったという凄まじさだったとか
115系の「遜色急行」っぷりには事欠かないほどのエピソードがあったようだ
「115系カラーバリエーション」
ではこちらが知っている以上のバリエーションが写真で掲載され、その多さに舌を巻いた
(-.-;)




本誌の徹底っぷりはしなの鉄道にまで及んでおり、ここまでやられると来月も状況次第だが買わざるをえないとすら思わせる
そんな全力、力一杯な力強さの今誌だった


今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2015/09/28(月) 00:21:54|
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