





昨晩のお宿
「ホテル真田」
の無料朝食はロールパン2個、茹で卵、珈琲と軽めで俺好みだった
歯を磨くのを忘れていたのに気付いたのはチェックアウト後で、駅の洗面で磨く事にした
米子駅が綺麗に新調されていたのは幸いだった

18きっぷに3回目の捺印をして入場すると、当該列車は入線済だった

・米子 8:30発 →山陰本線.益田
3453D 快速 アクアライナー 益田行

キハ126形2両編成は、昨日の「とっとりライナー」のキハ121形と同じ仕様だと記憶していたが、
シートピッチこそ同等なものの、背ずりは低く、座席は全体的に簡素な作りになっていた
無論国鉄形に居住性は劣るどころか、満席になっても荷物を足元に置けるなど、スペースが広い
朝のスタートは昼過ぎまでこの列車で行く
乗車率は立客こそいるものの、詰めて5割か
安来を出て単線となり、松江市に入ると中海が覗けた
東松江から複線になり、宍道湖へ繋がる川が沿い、高架に入ると特急やくもと擦れ違って松江着
ここで大概の客が降り、少し乗ってくる
ここからまた単線となって宍道湖を眺めながら高架を下る
玉造温泉からまた複線と何だか忙しない
しかも上下線で離れて敷かれている
来待から単線、宍道、直江で列車交換
まるで羽越本線の様な複雑さ
複線で高架に入ると出雲市着
西出雲でくたばる
目覚めると田儀を出て、高台から日本海を眺める
高度を下げて波根を通過し、住宅地に突っ込んで久手を通過して大田市着
五十猛で対向にロングシートのキハ120を見る
快速でなければ、あの車両に乗る事になるだろう

道中は高台から日本海
住宅地に突っ込むと仁万着
その繰り返しかと思いきや、馬路を過ぎて林の山道と隧道を抜けて、温泉津着
黒松から風力発電が見える
江の川を渡って江津4分停車
車内は暖房が利いて眠くなる
波子:はしで列車交換4分停車
目覚ましに外に出る
浜田でも4分停車
乗客も1割程度
高台から日本海を時折眺めつつ、列車は快走する
↓
12:13 益田着
実に191.5kmを223分
しかもこの後74分待ち
中々ののんびりっぷり

昼食にも丁度良いので、ここは一つ「18」らしさを際立たせる為に、近くのローソンでカップ麺とした
カレーヌードル旨い
駅に戻ったら乗り継ぎ列車が入線済

・益田 13:27発 →山陰本線.長門市
1571D 普通 長門市行

セミクロ仕様のキハ40とは有難い限り
このままロングシートを避けてくれると良いなぁ、とか思った
今度はこの列車で2時間弱
発車してすぐ高台に登り、日本海を見ながらも、茂みに挟まれたりする

飯浦ではもう山の中だった
ただ放っとかれっ放しの田畑が味気無く広がったり、林に挟まれたり、ボロボロに朽果てた無人家があった
うとうとしてたら東萩
瓦屋根の住宅がぞろぞろ広がる
川を渡り、蜜柑畑を抜ける
玉江からまた日本海へ出たと思ったら山中の隧道を抜ける
海あり川あり山もあり、保津峡もある
山陰本線がいかな路線かは一言では収めづらい
飯井を出ると、伐採された木々に色付きのリボンが巻かれている
伐採されていないものの一部にも巻かれているが、何かの印だろうか
↓
15:18 長門市着
6分乗換

・長門市 15:24発 →山陰本線.小串
971D 普通 小串行
キハ47形2両編成はセミクロながら、ロングシートが多目の配置

それでもボックスに空きが出る
山陰本線の非電化区間はどこも本数が少ないが、乗客もそれに見合うか、それ以上に少なかったりする
こちらも日本海だが、中々青い
日本海を離れると枯れた田畑が広がる
長門古市で列車交換

窓を開けてみると案外寒くない
今冬が暖冬という話は嘘では無い様だ
薄々感じていた物足りなさが少し埋った気がした
「生」の音が響き、風が頭を掠める

ようやっと旅気分が出てきた
長門粟野などは海沿いに山々が連なる地形で、列車は海に出たり山と隧道を貫いて平地を行くなど忙しない

特牛は山の中だった

長門二見、湯玉からの日本海も中々夕暮れて見栄えがした
↓
16:36 小串着
3分乗換

・小串 16:39発 →山陰.山陽本線.下関
883D 普通 下関行
車両も同形なら、先の乗客がそのままスライドする感じ
此れで山陰本線が終るかと思うと妙に食べ足り無さを感じるのは、大半を居眠りしたからか
まだ終りでは無いが、また山陰本線乗り尽くしをしたいと思う
その時は仙崎や境線も加えてみたい
列車は苔の生えた様な田畑の平地を行く
黒井村からエンジンを唸らせて山道を越えて、梅ヶ峠の平地へ出る
吉見の次は福江
駅前の海が印象的な駅だ
その福江手前で珍しく検札された
幡生で4分停車
乗り継ぎ列車を掴まえて、今日の投宿を急げるのだが、敢えて終着まで乗り通す
EF210が目立って居並ぶ機関区をかわして終着
↓
17:26 下関着
…乗り切った感がある
23分待って折り返す

・下関 17:49発 →山陽本線.新山口
3540M 普通 新山口行

117系4両は帰宅客で少し混み気味
その為か、本来の転換式クロスシートの大半をロングシート化して対応している
これで使用車両数も抑える狙いだろうが、新幹線や首都圏通勤列車同様の詰め込み主義とも言える
かつて新快速として急行形に劣らぬ設備を誇った117系も時代の趨勢に埋もれ、ロングシート化と吊革の設置という、通勤列車へとその姿を車体の黄一色と共に変えられてしまった
栄枯盛衰、盛者必衰…
ブルトレを含む夜行列車もそういう物だったなどとは思えないのだが…
…で、そんななので始発駅から楽々着席
立客の殆んどは新下関で下車
以降も降客の一方だったり
列車はモーターを唸らせて、視界の無い暗闇を疾走する
かつてこの路線を急行が、特急が、ブルトレが、ムーンライトが走っていた事を思う
…寂しい限りだ
小野田ではEF210牽引のコンテナ貨物列車が通過
向かいのホームにはDD51牽引のホキ600がバラストを積んで待機していた
今後の山陽本線は貨物が盛り上げの主役となるだろうか
↓
18:57 新山口着
こちらは空気が冷えて息が白む
さて、今日のお宿は新山口駅前に隠れて1分
「ホテル ニュー小郡」
るるぶポイント利用で¥3.400
のどごし生をオマケされちゃった
早速呑んで明日も無料朝食だ
今日はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2016/01/06(水) 20:09:07|
- 鉄旅
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山陰本線いいですよね!
途中、列車の本数が少ない区間もありますが、それでも米子~出雲市とかはディーゼル特急や国鉄特急、寝台特急まで走る立派な特急街道ではないでしょうか?北海道や北陸、九州などの地域では失われたものが、いまだに残っているのが山陰という地域なのだと思います。山陰本線は私の住む地域自慢の路線ですが、これから山陰の人口がますます減ることを考えると、いつまでも「今」の状態が続くかは不安でもあります……
また、気が向いたら山陰におこしください。
- URL |
- 2016/01/07(木) 00:30:46 |
- Aqua Liner #R5.3.goc
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