
2018現在、「熊本地震」で立野-中松が不通となっている南阿蘇鉄道ですが、平成32(2022)年度に目指す全線復旧以降、
利用客拡大を狙って同県南阿蘇村の立野駅で接続し、JR豊肥線に乗り入れる構想が浮上しているそうです
JR九州も協議入りを検討し、実現すれば観光地・阿蘇へのアクセスが向上し、復興加速の期待も出来るようです
南阿蘇鉄道JRへ乗り入れ構想 復旧後に豊肥線へhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180411-00000010-san-l43
「今回の構想では、立野駅での乗り換えを不要とすることで、九州新幹線が走る熊本駅や、熊本空港から、
観光客が阿蘇方面にアクセスしやすくする。観光客向けのトロッコ列車を、熊本方面まで走らせる案もあるという。
南阿蘇鉄道の担当者は「JR九州に今後協議を申し入れたい」と語った。
一方、JR豊肥線は肥後大津(大津町)-阿蘇(阿蘇市)で不通が続く。このうち肥後大津-立野では、
橋やトンネルといった構造物約20カ所の30年度中の復旧を目指している。JR九州は乗り入れ構想に関し
「将来的に検討が必要な課題だと認識している」と一定の理解を示した。」
地方においてもJRと他社線との乗り入れは珍しくないですが、今後の地方鉄道の活性化を図るには重要な
いいアイデアだと思います
特に目玉となるような観光列車で相互直通運転がなされれば、集客力向上が期待できます
南阿蘇鉄道にはトロッコ列車がありますし、全線復旧すれば立野 - 長陽間にある立野橋梁という名スポットも楽しめます
僕様も30代の頃、この路線を往復したことがあり、先述の立野橋梁やトロッコ列車の他
阿蘇下田城ふれあい温泉駅では温泉に浸かり、休憩室で気ままにゴロゴロと寝ていたら地元のおばちゃん達で賑わっていた
という思い出があります

九州も他の地域に負けず劣らず豊かな自然溢れる風景が各地に広がっている魅力的な土地です
南阿蘇鉄道の他、今の九州の他の三セクも元は国鉄、JR線でした
組織を分かたれた今日、改めて各社が手を取り合って、食と自然と楽しい車両を 便利に運行する設定が出来れば
九州内だけでも中々の活性化が期待できるのでは無いかと思います
そういう意味では「旅名人の九州満喫きっぷ」はそのための優秀なツール

JRだけでなく、私鉄、三セク、市営地下鉄など、九州の鉄道会社は皆「分かっていた」のでしょう
九州鉄道の骨幹であるJRの足元が既に崩れつつある今だからこそ、各社の相互協力、連携は重要な手段なのは明らかで、
だからこそ今回の案件にはJR九州も「将来的に検討が必要な課題だと認識している」と理解しています
現地へのアクセスは在来線が望ましいですが、遠方や時間短縮の為に九州新幹線の利用もコレなら有効な手段だと理解できます
時間やお金があるなら宿泊していくのが尚望ましいでしょう
現地でなく、アクセスしやすい地域に宿を取り、翌日じっくりローカル線を堪能する手段もあります
ネットで調べれば快適格安な宿も見つけやすいでしょう
くま川鉄道の話になりますが、多良木に「ブルートレインたらぎ」があります
http://www.bluetrain-taragi.com/

ブルトレ車両に宿泊でき、近くの温泉も無料、コンビニですが食事にも困りません
旅して温泉入ってブルトレ車両で呑んで寝る
翌日は沿線の美しい自然を満喫できる旅の再開です
ちなみにこの「たらぎ」
シーズン中は吃驚する程売れているんです
九州は都市圏で便利に泊まるのもアリ、行き着いた奥地や温泉街も楽しいでしょう
その道中は勿論、九州独特の楽しい列車で車両も風景も堪能です
全線復旧した頃には僕様も現地へ旅が出来るようになっていることでしょう
今回の乗り入れ構想は先々にこれらの要素を包括できる好例として是非実現、成功してもらいたいです
九州だけでなく、全国のローカル線活性化の可能性があることを今回の構想は考えさせてくれました
兎に角頭を常にグルグルさせて色々アイデア出して、飽きずにコツコツ続けることが肝要に思います
http://www.mt-torokko.com/今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2018/04/11(水) 16:42:34|
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