



2019.6.21(金)
徳島の朝は「暑い」と「温暖」の間の微妙な気候だった
湿気もあるが東京より低いかもしれない
都市だと思ったこの街も振り返ったら高い山が聳えていた

徳島駅は賑やかでキハの47や185がいて、2600系も「うずしお」で動いていて羨ましかったが、
予定を変える訳にもいかず、ただ見送って当該列車に乗り込んだ

・徳島 9:30発 →牟岐線.海部
4535D ワンマン普通 海部行
転換式クロスシートの1500系気動車

割と賑わっているが、やはり実質的に特急「むろと」の消滅が痛い
暫く町、抜けると田と山
住宅も少なくなく、軽快に走る1500系単機の賑わいも解らなくはない

勝浦川を渡って中田へ
南小松島では対向が待っていた
半数が降りた
ここまでの印象に「田舎」の度合いは高くない
が、ここから「田舎」になった

それでも一戸建て住宅も多い

羽ノ浦で列車交換
厠の禁止事項に随分チャレンジャーな使用法が示されていた
やれるもんならやってみろ的な

一級河川、那珂川は広い
同じ一級河川の桑野川も渡り、牟岐線は住宅が集まっている地域を通っている
阿南で更に半数が降車
空席が見つけやすくなった
6分停車なのだが、前方の降車口は閉め切られる
こんな時くらい出入りを自由にさせてほしいもので、そこが鈍行旅の楽しみや息抜きなのに、これではまいってしまう
聳える津峯山等の山々に見いる

桑野を出て田と山の度合いの高い「田舎」になった
新野から草木生い茂る山路にも入る
一気に「ローカル線」らしくなる

由岐から左手に太平洋も見えた
隧道も多くなり、山を行っているのが分かる
列車はものともせず力強く走る

抜けて日和佐道路も見えて北河内
日和佐で半数が降り、その半数が乗車
山路を登り、昨日の大歩危を思わせる山の高さ
1500系は難無く走るが、キハ185系ではこうはいかないかもしれない
たしかにこの「整理」は合理的ではあるのだろう
辺川では鶴や蜻蛉を目にした

阿波海南では蜻蛉が凄いいた
↓
11:37 海部着
先へ行くと帰りの足が無く、やはり「むろと」が無いのは痛い
海部は蒸した
・海部 12:02発 →牟岐線.徳島
4556D ワンマン普通 徳島行
来た1500系気動車で折り返し
スッカスカ
力強く山路を走る
海も見える
空は大分どんよりしてきた
牟岐で初めて乗務員が交代した

牟岐川が絡む
特盛の草木の山路
時折高台から人里を見下ろす
割と変化のある車窓
よくある山々の田舎景色に見えて、四国のそれは一味違い、ディテールが細かい
コンパクトな中に沢山のディテール、情報量はエヌゲにも似ている細やかさだ
自然は当然ながら土地によって違う
北海道は雄大、広大
九州は力強く、濃い
四国はスケールを損なわないままに鮮やかさ、細やかさが絶妙なバランスで彩られている
その上で土讃線の吉野川と四国山地の高さ
ボタ山の異国情緒
…キリがない
日和佐から日和佐川を見る
徐々に増客する
田井ノ浜の通過の瞬間は海の景観も見事

しかし海はすぐ終わる
四国の土地を楽しむには通るだけより滞在した方が良いと思う、なんてのは四国に限らず当たり前
由岐で列車交換
加速する列車の走行音のリズムがローカル、旅感を増す
桑野から「町」に入れば駅毎に分かりやすく増客していく
見能林で10代の男女がゾロゾロ乗ってきた
その分が阿南で降りた
立江で初めて「何も無い」のを見た

田圃と建物しか無い
都会が一番つまらないのは正論で「何も無い」以上につまらない
ふと思う
これだけ田圃がありながら「四国の米」を目にした記憶が無い
…駅弁とかで使われているだろうか?
…怪しい
中田で今旅初めて隣席された
勝浦川が青く澄んでいるのに感心した
昨日の中村の後川もそうだったのを思い出した
四国は清流の国だ
二軒屋で交換

列車交換も少なくなかった牟岐線
特急の無くなった牟岐線だが、往復するだけでも時間はかかるし、色々見れるのは正直意外な部分はあった
留置線が広がり、様々な車両を眺めながら終着
↓
14:11 徳島着
やはり徳島は比較的過ごしやすい
約50分後からは特急尽くしで駆け足です
牟岐線はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2019/06/21(金) 14:16:16|
- 鉄旅
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