2019.6.21(金)
列車の入線は20:56なのを確かめたら、高松築港から延びる大通りに面したネットカフェでシャワーを浴びて、
少々の休憩をしたら夜食を買って当該ホームへ向かった

時間もピッタリで、発車30分前とあっては着替え、個室内を調え、寛ぐまでに時間は充分だった
…上りサンライズ出雲だけが不必要と思える程忙しなく厳しい

・高松 21:26発 →予讃.本四備讃.宇野.山陽.東海道本線.東京
5032M 寝台特急 サンライズ瀬戸号 東京行
今夜は東海、大垣の285系3000番台が来た
ソロ下段に親子利用があるようだ
発車前に検札
〈高松車掌区〉
定発
ノッチを一旦戻して入れ直す
やり方が悪いとガタつくが、四国の腕は確かだ
自慢の快足で幾度と無く通った区間を駆ける

室内を消灯し、珈琲で寛ぐ
高架を上がり坂出へ

帰宅客がまだ少なくなかった
21:46発と延発した
今旅最後の海越えへ
サンライズは橋を前に減速する
工場群のイルミネーション

揚がるのは白煙と揺らぐ炎
漆黒の海

冷たいか、深いか
船のポツンとした蛍のような光は静に動く

島の影と黒い海面だけの画面になる
窓框に肘を掛け、身を乗り出すと外との境界線が無くなった
今しかない時間を大切に出来た
四国に入ってからは夢中だった
だから楽しかったと振り返り、当然1年後は絶対やる
それ以外も機会があれば冬にでも「グリーン紀行」でもやってみたい
今旅の四国は終ったが、まだサンライズで続きがある
楽しもう
児島からミニラウンジに1つ空きがあったので、暫し寛いで本四備讃線の残りと宇野線を過ごす

人様の会話を余所に独りも良い
後ろの通路を車掌が行ったり来たりと忙しそうだ
留置線を跨いで山陽本線と合流

22:26 岡山着
後続の「出雲」を待つ
10分程の遅延があるという
22:40に連結 22:43に発車
絨毯になっていない田圃が水鏡になって路灯の光を映す
曇天下
山は只黒い影
23時に熊山を通過した
かつて東京や上野から各方面、南は西鹿児島から北は札幌まで夜行列車が走った
新幹線に淘汰されるように次々と時刻表から姿を消し、残ったのが東海道筋の「サンライズ」と臨時「ムーンライトながら」
というのは、生き残り方としては伝統であるとか、自然だったのだろうか?
(「ながら」も「大垣夜行」だ)
上郡を過ぎて山に靄がかかる
厠ついでにミニラウンジを訪ねると面子が変わっていなかった
気分転換にまた暫し過ごす
「人様の会話」は芸術やら表現やらをテーマに盛り上がっていた
何かの作り手さんだろうか?
23:29に新幹線駅の相生を通過した
岡山以来惰行を感じない
遅延故の力行ではあろうが、常にフルノッチではなかったので、新幹線程ではないにしても「入れて調整」しているのだろうと思える
少なくとも「一定速」ではなかった
高架に入ったと思ったら明るい街に入った
23:43 姫路着

ブレーキがややキツかった
新快速区間に入り全速力
モーター音と揺れが大きい
…が、曽根で全力を止めた
「人様の会話」は音楽屋さんらしい
自室に戻り、0:02に西明石を通過した
近畿の見所、播磨灘と明石海峡大橋が近付く

瀬戸内に繋がっているだろう海面は黒い
…が、塩屋からは明るく照され、僅かに青みがあった
神戸で減速したのが0:16
ダイヤ上ではその理由が無い

金曜を終えた三ノ宮は人が少なくなかった
0:38 大阪に着いたところで横になる
空いていたソロはここで埋ったようだ
2:30を回った所で目が覚めた
見覚えある景色だと思ったら金山を通過して熱田を徐行した
見覚えがあったのは尾頭橋に宿泊したことがあるからだ
列車はグイグイ圧して明るい駅を通過して行く
大府など多少線のあるターミナルには鈍行車両が置かれていた
313系だろうとは思うが
3時を過ぎて高架に入り蒲郡を通過
黒く空いた部分が三河湾だろう
新幹線高架が平行
3:16 豊橋に運転停車

311系を見たのは久々だと思う
近くても今年の1月か3月以来だ
幾度と無く貨物列車と擦れ違う
夜の主役は完全に彼等のものだがサンライズは今日も健在だ
流れが無いので気付かなかったが、窓が濡れていた
平行していた新幹線はいつの間にか消えていた
黒い海面は遠州灘に面していた
幅の広い弁天島で貨物と擦れ違い3:30を回った
新幹線が並んだかと思ったら浜松に運転停車 3:43

N700がいた
また横になって寝る
これは良い
寝台特急なんだから寝ないと勿体無い
けど寝るのも勿体無い
寝たい時に寝て、覚めたら起きれば良いだけだ
目覚めて5時を過ぎた

影の富士山が進行方向右側から左へ流れて富士
5:10発着
スジは戻っていた
東田子の浦に「キヤ」がいた
列車は割とゆっくり進む
函南で「撮り」がいた
熱海から隧道を抜けると雨が窓を叩いた

相模湾が歪んだ
なぁんか最後は雨にヤられるなぁ…

小田原から貨物線を疾走
程無く緩めて惰行で流す
茅ヶ崎から段階的に渡り線を渡って上り本線に入った所でおはよう放送
横浜まで後20分
ノビノビ座席の通路側を明るくする旨が案内された
雨を抜けた

6:44 横浜に485系「宴」がいた

京急と競争して当然のように負ける
帰り支度をゆっくり始める

やはりソロ上段は階段で立てるし、荷物棚もあって便利だ

田町に埼京線のE233系がいた
いつもの東京の、「サンライズ」からの景色が流れる



最後に嫌なモノを見て終着

↓
7:08 東京着
四国は徳島以外が割と蒸した
東京は徳島寄りと思えた
人と空気は断然徳島、四国だ
東京は気分と一緒に顔までショボくれちまったい
ここまで付き合ってくれた諸兄諸氏にさんきゅ
四国バースデイはここまで!
「無駄撃ち」が過ぎて
流石にコレは訳わかんねえ
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2019/06/23(日) 10:40:05|
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