
その昔、その昔ですよ
「開放式B寝台」という設備があったんですよ
3段から2段式になったという変遷は於いといて、ベッドにシーツ、毛布、枕の他、浴衣やスリッパがアメニティーとして
置いてあったりしました
プライバシーとしてはカーテンで仕切るというものです

基本的に昭和の産物なんで、ベッドごとに電源コンセントなどある筈もなく(あったら結構便利だったと思います)
人によって意見や賛否は様々でした
ブルトレ晩年の視点で言えば、個室「ソロ」と価格が一緒というのは、プライバシーの違いや
設備を含めた「部屋」とは違うのだから、やはり差を付けてほしかったという不満はありました

何だったら、個室はもっと高くても良かったし、
「トワイライトエクスプレス」では実際開放式B寝台より高い「シングル・ツイン」があって、そっちの方が良かったんですけどね
というくらいの志向がありました
ただ、コレは「トワイライトエクスプレス」のような個室中心に編成された列車に連結された開放式B寝台の場合の志向で、
列車が違えばその志向も違いました
急行「はまなす」

このタイミングで単純に言うと、座席車に開放式B寝台客車が連結されているといった物で、同様の編成の列車は
それ以前にも幾つかありましたが、僕様が実際に体験できたのはこの列車だけだったので「はまなす」で喋ろうと思います
「ドリームカー」などを含めた座席の他、カーペットにリネン類が付いて、座席扱いの料金で乗れる「のびのびカーペット」があって、
特に後者は安くて寝台のように快適とあって人気の的でした

扱いだけなら285系サンライズの「ノビノビ座席」と同じですね
そこに来てこの開放式B寝台

「はまなす」の最高設備という事で、先の寝台特急とは意見が違って「最高!」とか
「はまなスイート-!」みたいなリッチ感を感じて楽しんでました
しかも、今なお健在の「北海道&東日本パス」と組み合わせて利用可能でしたから、お得感も半端なかったです

しかし残念ながら、基本的には開放式B寝台は昭和の産物かつ、その昭和の時代から既に客離れが始まってしまっていた点は
仕方無く、当時の国鉄の頭では「豪華」というものを「ツインデラックス」程度の物しか生み出せなかったあたり、
それでは開放式B寝台を備えた列車に対して画期的とか抜本改革と言えるテコ入れは、「そりゃ無理だわ」
と嘆息するしか無かった、と、今は思います
「はまなす」当時、開放式B寝台が通用するのは急行までという見方言い方が個人的な評価です
平成の「寝台特急」に対しては力不足で、それならやはり座席扱いの「ゴロンとシート」の方がマシと言うかお得というか
そんな事を当時から思ってはいましたが、今や夜行列車がほぼほぼ抹消
そんな事言ってる場合か、とw
開放式B寝台は兎も角、それを座席扱いとした「ゴロンとシート」だったら、列車があれば乗りたいなぁ、
という妄想はあります
車内で横になれるって、どんな座席より快適なんですよ
妄想ねw
今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2021/07/21(水) 07:50:52|
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