




九州の豪雨による線路災害の画像を見た時には愕然とした
トンネルからぐにゃぐにゃに流出した線路はまるで「うどん」の様であった
アレほど不味そうなうどんもあるまい
早期復旧など夢のまた夢
コレが原因で北海道に続く新幹線.特急を交えた「2日間かけて九州に行って周遊きっぷの旅して2日間かけて帰る旅」が見事に力強く破綻した
白熊に会い、リベンジしたかった
白熊だけなら出来なくは無いのだが、今回は周遊きっぷから豊肥本線.九州横断特急を考えていた計画
旅はトータルで捉えるモノだ
「移動手段」も旅の目的なのだ
急遽代案として白羽の矢が立ったのは北陸
元々はアルペンルートが目的だったのだが、鉄道手帳の路線図を見てみるとあるわあるわ、乗ってない鉄道路線の皆さんが
コレはコレで最近追い求めていた「青春18きっぷ以外の可能性」の追求が出来る
今までは旅のメインアイテムとして機能していた「青春18きっぷ」が只の「移動手段」に成り下がる使い方だ
ちなみに今旅
然程プランニングをしておらず、路線に乗る順番を決めた程度である
然し、そんな気儘な旅こそ最高であろう
2年前の今頃
南熊本でJR九州のポスターを見た
「人生が旅ならば、家と会社の往復だけが旅なのか?」
絶対御免蒙る
京浜東北線電車に乗り換える頃には雨になっていた
東京駅の丸の内北口改札に一旦出場
駅舎復元工事は仕上げを待つだけの様だ
22:56 10番線に上がると、列車も入線
・JR東海道本線
東京 23:10発 9391M
夜行臨時快速 ムーンライトながら号 大垣行
189系9両+183系1両H101編成 田町車
10号車13番A席 進行方向左側
毎度お馴染みのシートピッチ拡大のスペシャル座席
今晩は列車の最後部座席
1号車の方向幕は潰されていた
本来は対向線が見えるD席が欲しかったのだが、1ヶ月前「10時打ち」を狙いに北千住のみどりの窓口に行ったものの、列の捌きは鈍く、窓口に取り付いたのは5分以上経ってからだったか
10号車のD席は全滅、A席も奇数番はこの13番席だけだった
今夏のながらの連日満席の実績も納得だ
寝台特急「北陸」、夜行急行「能登」無き今日
都区内から北陸へ直接行く手段は無く、北陸新幹線がいずれその役目を果す
18に全く関係の無い話ではない
平行在来線が第3セクター化されるため「2度と行かねえ」土地になる
藤子不二夫A先生の「まんが道」にも蒸気機関車牽引の北陸-上野直通夜行列車が描かれており、当時に思いを馳せると何とも惨澹たる時代になったものだ
ムーンライトシリーズで北陸に向かう場合、「信州」を含め比較しても大差がない
後は入り口の都合やお好みと言った所か
東京を定発
左手に東海道新幹線N700系回送列車が並走
「JR」のロゴが青い西日本の3000番代か
車掌が即検札にかかるが、品川で一旦中断
一般人が一杯
発車後再開、僕様にも検札
〈東京車掌区〉
何とも人当たりの良い車掌の尻ポッケには携帯時刻表が収まっている
車内は冷房が緩く、長年に渡り染み着いた人の体臭が漂う
気分の良いものではないが、この程度は受け入れよう
嫌なら新幹線に乗れ
23:35 横浜
名だたる主要駅にしてはホーム幅が狭い
雨は上がっていた
23:51 大船手前で左手に京浜東北.根岸線電車が互いにゆっくり並走
行先表示「蒲田」と早々と折り返しの準備中
大船をゆっくり通過
左手の線路数本は電車区に延びていた
0:32 日付変更駅の小田原で臨席に漢
彼は桃色の18きっぷを持っていた
こういった方々には何か拘りが有るんだろうか
そんな彼は姿勢正しく眠りに就いている様だ
右前席には爺さん
頻りに窓側の客に喋くる
海が近い箇所はパノラミックな光が中々見栄えがする
残念ながら海面は見えない
熱海で運転停車
然し冷房が緩く、落ち着かない
流石は天下の東海道
街灯や建物の光が絶えない
列車は只只行くのみ
1:49 静岡
東京から159分 そんなに遠くない
新幹線線路が平行
線路保守をしている
最早何も考えず、列車に揺られるがまま
ビートルズを流しながらボーッと真夜中の車窓を眺めていられる幸せ♪
浜松が近付いて新幹線線路が平行すると線路保守に使っている電灯が眩しい
2:46 浜松着
深夜バスのSA休憩の様にホームにでて散歩したり身体を解す
指定券を取れなかった客がそれでも乗り込み、デッキにヘタレ込んでいる
輪行客もいるようで、デッキにボロボロのカバーに覆われた自転車があった
この列車は客層を問わない
正に老若男女が乗っていた
「満席」とはいうものの、多少の「二席厨」もいる事だろう
3:11の発車までに数本の貨物が通過
EF210が多い気が
発車したらベンチで誰か死んでた気がw
いつの間にか車内は静かになっていた
3:39 眠れずにいたら豊橋運転停車
乗務員交代で眼鏡姉ちゃん車掌が
以降を高速で行く
駅を通過すると気分が良い
笠寺.熱田で死ぬ程運転停車
空が明るくなり始め、my時計の時間がイカれてリセットされる
お早う放送開始
名古屋で半数以上が降りた
隣も降りた
朝の空
満月がまだ白く光り、雲はクレープの様に平べったく伸びている
もう秋空なのかと思ったら遠くの山向こうにコンモリと夏雲がいた
↓
5:54 大垣1分延着
終始湿気にヤられる始末
寝かさないぜって感じで
唯一の欠点である一番遠い所から乗換
・JR東海道本線
大垣 5:58発 3203F 普通 姫路行
223系4両V26編成 網干車
おっしゃー
旅すっぞー!
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- 2012/09/02(日) 06:09:10|
- 鉄旅
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