




昨晩は余りにスッキリしていた反動か、寝付きが悪かった
何度も目が覚め、寝起きはほぼ最悪
今日は出が早いので実質睡眠時間4,5時間がいいとこか
…今夜が心配だ
今旅は結局曇天のままだった
空気もやや温め
・JR土讃.土佐くろしお鉄道,中村,宿毛線
高知 6:05発 9071D 特急 あしずり51号 宿毛行
2000系気動車3両編成 高知車
1号車4番A席 グリーン車 進行方向右側
グリーン車俺一人
迂濶だったのは1番席取れば展望だった
旭を出て検札〈高知運…?〉
高知運転所だろう
小雨が少し窓に引っ掛かる
雲がかなり低く山の頭に被り、山の筋を流れ落ちて湯気を上げ、横に鋭く尖った雲が濃緑の山の中腹に突き刺さる
「もののけ姫」を思い出す
幻想的な緑一色の山中の段々畑を見上げる
山より高い高空を鳥が一羽羽ばたいている
何処へ行くのやら
ゆったりグリーン車でほぼ横に近い体勢で楽にだらける
バースデイきっぷは中毒性が高そう
次は18か「たびきっぷ」かそれとも…?
須崎からは山間を行き、狭い山道
土佐久礼が近付くと視界が開ける
先と同種の鳥が五羽、やはり高空を羽ばたく
7:20 窪川16分停車
岩本寺へは時間足りない
此所から土佐くろしお鉄道中村線へ
乗務員交代
この時点での乗客は5,6人程度
いきなり広い川の視界が開け、田園向こうの山々は筋間から雲を吐き出す
かつての国鉄,中村線はやはりパーフェクト山道
高松-中村夜行列車時代を羨ましく思う
即、車掌が切符を回収に回る
持帰りたい旨を告げ、了承して貰う
土佐佐賀を出ると左手に海
山の麓に、どう見ても原生林の中に1軒の住宅が
8:14 中村で12分停車
(祝)どうやら乗客は俺一人だけみてえだ…
定発後に車内放送
「宿毛折り返しの為、車内清掃と客のいない座席回す」
…走行中にやるんかい
列車は宿毛線に入ると一旦減速、隧道を加速、高架にかかってまた減速した
比較的新しく見える高架路線に何が
…先の清掃来ねえな、と思ったら普通車全部終ってた
↓
8:46 宿毛4分延着
くろしお鉄道の普通列車車両は各車に地元アピールのデザイン柄をあしらう
宿毛は雨
・土佐くろしお鉄道,宿毛,中村線.JR土讃線
宿毛 9:05発 42D 特急 南風12号 岡山行
2000系気動車3両編成 高知車
1号車5番C席 グリーン車 進行方向右側
来た編成で折り返し
終着.岡山だと13:41着の所要4時間36分
早速右手に川が沿い、即隧道
平田発後検札〈土佐くろしお鉄道 中村〉
中村ではチョボチョボ乗って来た
土佐入野発後、暫くして先の海が見える
列車は隧道をちょいちょい抜けながら1,2両対応長の駅を次々と通過する
土佐佐賀-窪川は山間中腹の高さを草木に囲まれながら突き抜ける
広めの棚田やビニールハウスを見下ろしながら中速進行
右手から予土線が合流し、一寸複線に見える
昨日見たシーサスクロッシングを今日は左手のくろしお鉄道から行く
高台の位置にあり、右手は中々の眺め
10:03 窪川から土讃線へ
土佐くろしお鉄道は25周年らしい
というTシャツを見た
発後、線路に沿う道路にお遍路さんの一団が
彼等は四国の霊達と上手くやっていくのか
少し寝堕ち
起きたら須崎
頭上手前から奥へ延びる雲は濃緑の山の頭から中腹の間を喰らう
東京では有り得ない幻想的風景は天国だ
この辺は曇天ながら雨が無い
この先降られると今日の昼のメインに影響する
事前の天気予報は四国中は晴れだった筈が、大分酷い事に
11:06 高知7分停車
↓
11:28 土佐山田2分延着
実質4分乗換
・JR土讃線
土佐山田 11:31発 4236D
ワンマン普通 阿波池田行
1000系気動車単機 高知車
ロングシート着席
1分延発
目的は隣駅
道中は土讃線の森の山道が見事
山を貫く隧道が連続
↓
11:40 新改着
四国屈指のスイッチバック秘境駅の一つ
当然ながら時折通過する列車は特急のみ
昨年、坪尻をやる最中にこの駅を見て興味が
俺以外にもう一人、地元だろうオバチャンが降りた
人気の無いのを良い事に、下半身を短パンに履き替えた
周りを少し散策
最近の雨で床は若干過ごし辛く、蒸し暑い
駅舎にまで虫というのもちょい苦手
駅前に下り坂の道路があり、2,3人が行き来した
過ごしやすさは坪尻が上回るだろう
しかし、基本的には何も無い
水の流れる音
鳥の鳴き声
静寂とは何ぞや…
…雨が降ってきやがった
天気予報の如何に関わらず今旅ずっとこんな感じ
ソコだけは予定大狂い
生まれて初めて駅ノートに書き込みをした
…何とも拙い…って普段から書いてるコレも相当拙いが
…雨が強まり、風も出てきた
・JR土讃線
新改 13:35発 4237D ワンマン普通 高知行
1000系気動車単機 高知車
セミクロスシート着席
進行方向右側
土佐山田.御免の主要駅ではガッツリ増客
あぞうの(漢字出ねえ)の時点で14:07
ちょいヤバい
↓
14:09(58) 高知2分(58秒)延着
3分乗換
・JR土讃.予讃線
高知 14:13発 48D 特急 南風18号 岡山行
2000系アンパンマン気動車4両編成 高知車
1号車4番C席 グリーン車 進行方向右側
1号車の普通車指定席がアンパンマンシート
アンパンマンの自動放送と車掌のアナウンスがモロ被り
右手に車両区を見ながら疾走開始
土讃線と言えば四国の山々を南北に貫く名線
一度大雨でも降ろうモノなら真っ先に運転見合せになる位脆弱な足場を行く
それだけに沿線車窓は大歩危,小歩危を始め、坪尻,土佐北川,今旅の新改と名駅を有し、北海道独特の風景にも引けを取らない美しさだ
四国に来たなら必ず押さえておきたい名線だが、かつて此処をあの〈ムーンライト高知〉が走っていたのだから、当時を思うと感慨深い
大田口で検札〈高知運転所〉
アンパンマン柄だ
左手に川が沿い、大歩危の景観へ繋がる
大歩危の次は阿波池田を目指す
右手にも渓谷が見下ろせる
阿波池田以降も中腹の高度で、草木と道路と住宅に挟まれつつ、左手に川と住宅地を見下ろしながら疾走
この手の高高度車窓が土讃線の魅力
琴平辺りから平地を行く
多度津から予讃線へ
ショートカット姉ちゃん車掌から何故か検札を受ける
〈高松車掌区〉
↓
16:06 宇多津1分延着
ディーゼル終了
9分乗換
改札目の前のコンビニで買い物可能
ホーム上がったらいしづち号が先着済
しおかぜ号が到着して連結の瞬間だった
・JR予讃線
宇多津 16:15発 1021.17M
特急いしづち21+しおかぜ17号 松山行
8000系2+5両S2+L3編成
8号車2番C席 グリーン車 進行方向右側
8000系グリーン車初乗車
こっからは只の乗り回し
電車特急は発車,走行が滑らかだ
照明抑え目、S-seat同様に木目調の床と座席フレーム、青いモケットで落ち着いた雰囲気
シートピッチや座面が広く、胡座がかきやすい
…リクライニング浅(-.-;)
普通車と良い勝負ってどうだ
一昨日見た瀬戸内海を見る
沖の小島々が夕暮れ付いた海の美しさを引き立てる
島々の直上は晴れ間もあり、雲は横に平べったく、日本昔話な雰囲気
平場に入っても田園とコンモリとした山々がやはり雰囲気を作る
少し寝堕ちた
目覚めたのは新居浜辺り
左手の山々は奥手程高く稜線が急だ
右手は田園と雲が薄く平べったく広がる
↓
17:44 今治定着
30分程の空き
焼鳥喰いてー…(゜p゜)
・JR予讃線
今治 18:13発 28.1028M
特急しおかぜ.いしづち28号 岡山.高松行
8000系5+3両S1+L5編成
8号車6番A席 グリーン車 進行方向右側
間違い無く今日のラストランナー達
8000系グリーン車は長窓なので今治で再発券
コレで長窓後側
先頭は券売機シートマップ見たら埋ってた
この後のお宿があるとはいえ、コレで終りという実感が無い
満足してるからだろうか?
帰りたい訳でも無いし、帰りたくない訳でも無い
時間が許せば未々イケる
雨が降りだした
右手の山々は奥手程白みを帯びる
伊予土居辺り
狐の嫁入りの下、山あり平地ありの長閑かな路線に高速のジョイント音を響かせる
この路線もかつての〈ムーンライト松山〉が走っていたのだから感慨深い
19:04 伊予三島でEF210-166牽引.コキ50000形の空の台車の目立つ貨物列車を見た
機関士は若く見えて、メモの様な物を開いて見ていた
虹が高く立っていた
19:20を回って漸く薄暗くなってきた
これから更に少しずつ日が延びるのだろうか
↓
19:36 宇多津でしおかぜ号切り離し
俺も1号車3番A席へ端から端へ移動
最中、車掌姉ちゃんが切符回収でもするつもりだったのか
「此所で降りられますか?」
等と聞かれる
この辺り、どうなっているのか分からん
(?_?)
この後、車中でも自由席特急券を回収
やはり分からん
右手に車両区、東京行の方向幕を表示した285系サンライズ瀬戸を見て終着へ…
↓
19:57 高松定着
これにて四国内の全行程終了
昨年9月以来の素晴らしい満足度
こんな痴文駄文で伝わるモノでは無いだろうが、俺の場合、どうも東日本を出ないとこういう満足感は得られないらしい
最初の二日間の旅もあっての事かもしれないが、それでもこの四国は素晴らしかった
毎年の誕生月をこの切符で過ごすのも悪くない
寧ろお勧め
つか俺がやりたいわ
四国再発見、四国を好きになった旅だった
旅出来て良かった
( ̄∀ ̄)
ありがとう!バースデイきっぷ!
大好きです!四国!
必ずまた来るぜ!
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- 2013/06/30(日) 20:54:07|
- 鉄旅
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