青函トンネル物語青函トンネル物語編集委員会 著
交通新聞社
1986年に初版が発行されたものを再編集したもの
実は失礼ながら、青函トンネルについては
長距離海底トンネルったって所詮トンネルじゃん
つまんねえなどと思っていた
ところがこの青函トンネル
計画だけなら戦前からの変遷があり、最初の地質調査は戦後間もない頃
海上から行われていたのだから、トンネル完成迄の歴史や苦労などは想像を絶する
それから試掘であれ、掘り始めたのが20年近く後の事で、開業までにはゆうに60年かかった訳で、
そうまでして作ったのには、青函連絡船に変わる高い安全輸送の確保とかがあるんだろうが、
「列島を線路で繋ぐ」と言われりゃ俺もちょっと魅力を感じたかも
「日本列島の背骨は新幹線で貫くべきである」
という考え方はイラっときたがw
( ゚д゚)、ペッ
当然、こんな工事
過酷なのは知らん奴でも多少は想像できるが、
住処の環境の過酷さ
地質の悪さと海底ゆえの湧き水ドンドン←構造上水埋まったら工事アウトという危険
個人的に一番キツそうだったのは作業環境
風も流れないトンネル内のジメジメ、高温の中、汗ダラダラ流しながらの作業の過酷さは最早は想像し切れるものじゃない
そんな中で出水トラブルで24時間以上戦うとか読んでるこっちがへこたれそう
世紀の大事業って事でモチベーション高かったらしいが、関係者の方々は超人にすら思える
いや、超人だわ
絶対
まあ、正確な苦労やら何やらは実際に読んでもらうとして、
さすがにこんだけ苦労を重ねりゃ完成の喜びもこっちの想像を軽く超えてるだろう
「トンネル作るって大変なんだなー」
と勉強になり、青函トンネルを含めたトンネルへの見方がちょっと変わった
今現在、北海道は大変な事になってしまっているが、復活を信じている
また北海道へ行きたいし、その時もやはり列車で青函トンネルを抜けるだろう
その時は彼等の労苦の一端でも想像しながらじっくりと青函トンネルを味わってみたい

今回はここまで
ではまた~
(´・ω・`)ノシ
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- 2013/08/19(月) 22:28:28|
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